巨人・沢村の"1日8食トレ"に、関係者が「肩、ヒジのケガにつながる」と警鐘!
昨季、開幕から先発ローテーションを守り抜き、新人としては1990年の野茂英雄(近鉄)以来となる200投球回を達成した巨人・沢村拓一投手。
今オフはさらなる球威アップとスタミナ強化のため、体重増加を宣言。
現在、内海らと行っているグアムでの合同自主トレでは、"1日8食"をノルマとしているというから驚きだ。

入団当時、90キロだった体重はすでに6キロ増の96キロ。
それでも、
「もう1、2キロは増やしたい」(デイリースポーツより)
と満足しておらず、
「肉も一食で500グラムから600グラム。飯やサプリメントも食べるというより、詰め込んで」(同)
となんとしても目標体重を達成する覚悟だ。

沢村が理想とするのは、今オフのメジャー移籍が確実となっている日本ハム・ダルビッシュ有投手。
ダルビッシュは昨季、体重を10キロ増やしてシーズンに臨み、自己最高となる18勝、防御率1.44という驚異的な成績をマーク。
契約更改の席で、
「ただ勝つんじゃなくて、(打者を)制圧して勝ちたい。1回から9回まで150キロ以上投げたい」(スポニチアネックスより)
と語った沢村にとって、まさに最高のお手本なのだ。

ただ、旧ユーゴスラビアのナショナルスキーチーム専属フィジカルトレーナーを務めた平山昌弘氏は、沢村について、
「投手が体重を増やして球を重くするという発想は危険と隣り合わせです」(日刊ゲンダイより)
と警鐘を鳴らす。
「問題は増えた体重を、投げる球に伝えられる関節、骨格の使い方なんです。(中略)ただやみくもに増量して筋力トレーニングをするのではなく、関節、骨格も同時に鍛えないと、投球に伝わらないどころか、下半身の故障、投手なら肩、ヒジのケガにもつながってきます。かつての清原選手がいい例でしょう」(同)

身体のメカニズムに精通し、専属トレーナーと共に徹底研究した上で増量を行ったダルビッシュでさえ、当時を振り返り、
「体を大きくした(一昨年)10月から12月半ばくらいまでは、毎日のように体調不良で本当にしんどかった」(同)
とコメントしている。
トレーナーも付けず、無理な食事で増量を目指す沢村の体に異変が起きてもおかしくはないだろう。

今オフ、元日本テレビアナウンサーの森麻季と結婚した沢村。
食事による体重増を目指すのであれば、食生活アドバイザー3級や雑穀アドバイザーなどの資格を新妻の助けを借りてはどうだろうか。
(2012年1月14日)
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