プロ野球史上最多、17人の40歳オーバー選手が現役を続ける理由とは!?
いよいよ今月30日に開幕するプロ野球。
導入2年目となる統一球への対応や新戦力など見所は多いが、注目したいのは40歳オーバーのベテラン選手達だ。

今季、40歳以上のプレーヤー(シーズン中に40歳になる選手を含む)はセ・パ合わせて17人。
これは長いプロ野球の歴史でも最多となる人数だ。

体力も衰え始め、常に"引退"の2文字が付きまとう彼らは、果たしてどのような気持ちで新シーズンに臨むのか。
あるスポーツ紙のベテランデスク曰く、そこにはプロとしてのプライドだけでなく、したたかな計算も見え隠れしているという。

「評論家デビューするにしても監督、コーチに就任するにしても、『名球会』という肩書きは大きい。
投手なら200勝以上か250セーブ以上。打者なら2000本安打以上という規定ですから、力が衰えたからといってその手前でユニフォームを脱げる選手はなかなかいないんです」(週刊ポストより)

今季中の名球会入りが期待できるのは、ヤクルト・宮本慎也(1975安打)、日本ハム・稲葉篤紀(1966安打)、ソフトバンク・小久保裕紀(1962安打)の3人。
いずれも40歳オーバーの選手だ。

彼らに引退後の計算があるかは別として、記録達成をすることで次の"職探し"が有利に進むことは間違いないだろう。

では、名球会入りの見込みがない選手は、どのようにモチベーションを維持しているのか。
こちらは選手側の都合だけでなく、球団が現役続行を求めているケースも少なくないようだ。
前出のスポーツ紙デスクはこう語る。

「一部の高額年俸の選手には金額に見合った活躍をしてもらいたいですが、年俸1500万円の下柳剛(楽天)や1200万円の木田優夫(日本ハム)のように格安年俸の選手には"若手の手本になってほしい"という狙いもある。
ベテランは試合に出るだけが仕事じゃない。一流と呼ばれた選手が一年一年、必死にもがく姿を見れば、若手や中堅の身も引き締まるというもの。活躍できなくてもチームを引き締められるんです」(同)

生きのいい若手選手が次々と台頭する中、いまだ第一線で活躍する40歳オーバーのベテラン選手達。
それぞれの想いを胸に、長いシーズンがいよいよ幕を開ける。
(2012年3月18日)
その他のBASEBALLニュース
林昌勇がヤクルト退団! 日本で移籍先探すも右肘痛がネックか…
中日、ポスト高木は井上打撃コーチ! 立浪氏の名前が挙がらないワケは…
2012ワーストナイン発表! 各ポジションの給料泥棒は誰だ!
オリックス、谷繁獲得に虎視眈々! 中日の危機感のなさが命取りになる!?
侍ジャパン29選手発表! メジャー組ゼロで若手の台頭に期待
ジャンル別一覧
SOCCER / FIGHTING / MOTOR / FIGURE / OTHERS / ALL
最新スポーツニュース一覧
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau