レンジャーズ･建山が今季メジャー初昇格! 日本人トリオで投手陣牽引へ

米大リーグ･レンジャーズは21日､傘下マイナーの3Aラウンドロックから建山義紀投手をメジャーに昇格させると発表した｡
先発右腕のフェリスが右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りしたため出場選手登録枠が空き､今季初昇格が決まった｡

建山は昨季､海外FA権を行使し､日本ハムからレンジャーズへ移籍｡
中継ぎとして39試合に登板し､2勝0敗4ホールド､防御率4.50の成績を残した｡
今季は防御率の改善を目標に掲げていたが､開幕直前に腰痛のためDL入りし､3Aに降格していた｡

ラウンドロックでは中継ぎとして12試合に登板し､1勝0敗1セーブ､自責点は1点のみで防御率0.54と好成績をマーク｡
昇格前最後の登板となった18日の試合でも､2回を2安打無失点､3奪三振と好投しており､
｢3Aでいい時間を過ごせた｡やってきたことを表現できれば｣(サンケイスポーツより)
と自信をのぞかせている｡

レンジャーズは現在､26勝16敗でア･リーグ西地区首位を独走中｡
メジャー屈指の強力打線で知られるレンジャーズだが､今季はチーム防御率3.18(リーグ1位)投手陣が大活躍｡
好調な投手陣の中心にいるのがダルビッシュ有､上原浩治の2人だ｡

ダルビッシュはここまでチームトップの6勝をマーク｡
上原浩治はオープン戦で打ち込まれる場面が目立ち心配されたが､開幕後は絶好調｡
現在10連続無失点中と抜群の安定感でリリーフ陣を支えている｡

ここに建山を加えた日本人トリオが､レンジャーズの投手陣を引っ張っていく活躍を見せて欲しいものだ｡

(2012年5月22日)

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