イタリアに渡った元西武・G.G.佐藤の今! 給料も観客も少ないが…
昨季、1軍の試合に出場することなく戦力外通告を受けた元西武のG.G.佐藤外野手。
かつてはチームの4番を務め、北京五輪日本代表にも選ばれた男は、現役を続けるため今季からイタリアへ渡った。

先月19日放送のバラエティー番組『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)では、そんな佐藤に密着。
異国の地で野球を続ける彼の素顔に迫った。

佐藤が所属しているのはプロリーグ・イタリアンベースボールリーグ(IBL)のフォルティチュード・ボローニャ1953。
リーグの前身・セリエA時代を含め8度の優勝を誇る強豪チームだ。

イタリアといえばサッカーのイメージだが、IBLのレベルは決して低くなく、各チームに所属する外国人選手のほとんどはアメリカ経験者で、メジャー経験者も少なくない。
そんな中、佐藤は主に「4番・センター」としてチームの打線を牽引している。

年間144試合の日本とは違い、IBLは年間わずか42試合。
試合は週3回程度で、観客も500人程度だ。

プロリーグとはいえ、野球で食べている選手は少なく、助っ人として加入した佐藤の給料も一般のサラリーマン程度とのこと。
しかし、チームから家と車が支給され、提携しているイタリアンレストランでの食事はタダ。
待遇が悪く、毎日の食事にハンバーガー程度のものしか食べられないことから「ハンバーガー・リーグ」とも呼ばれるアメリカの1Aや2Aよりもかなり恵まれているといっていいだろう。

ただ、佐藤は西武を戦力外になったとはいえ、かつての1億円プレーヤー。
このような状況で野球を続けていることに驚きを隠せないが、番組で紹介された佐藤の表情は実に充実したものだった。
大好きな野球を続けながら、一緒にイタリアへ渡った妻子とともに幸せな生活を送っているという。

日本代表として出場した北京五輪で重大なエラーを犯し、メダルを逃した"戦犯"として批判を受けた佐藤。
「野球を嫌いなままで終わりたくない」
とイタリアへ渡った男は、その言葉通り純粋に野球を楽しめているようだ。
(2012年7月1日)
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