DeNA･中村紀､2軍降格は采配批判へのペナルティーだった!

右ひじ痛のため出場選手登録を抹消されたと報じられていたDeNA･中村紀洋内野手が､采配批判によるペナルティーで2軍降格していたことが30日､分かった｡

今月18日に2軍落ちした中村について､中畑監督は当初､持病の右ひじ痛と説明｡
しかしこの日､
｢どこの世界にもルールがある｡ルールを守れない人間は使わないということ｣(ニッカンスポーツより)
と采配批判による降格であったことを明かした｡

問題視されているのは､15日の阪神戦(横浜スタジアム)での振舞いだ｡
4点リードの7回2死一塁､中村の打席で一塁走者･内村が二盗に成功｡
これにより打席での制約が生じた中村は空振り三振に倒れ､ベンチへ戻ると､内村に対し､
｢何で走るんだ!｣(同)
と激怒し､延々と叱責したという｡

首脳陣は俊足の内村に自らの判断で盗塁ができる権利｢グリーンライト｣を与えており､同選手の盗塁を公の場で叱責することは事実上の采配批判｡
これを問題視した首脳陣は､18日に中村の登録を抹消した｡

28日に中村と話し合ったという中畑監督は､
｢今さら言ってどうこうなるものじゃないし本人のためにならない｡もうすぐ帰ってこさせる｣(デイリースポーツより)
とコメント｡
31日の2軍戦での動きを見て､早ければ9月1日にも1軍復帰させる考えだという｡

中村は今季ここまで96試合に出場し､打率.295､10本塁打､56打点の好成績をマーク｡
ファン投票で選出されたオールスター第1戦では､斎藤佑樹から逆転2ランを放ってMVPを獲得する活躍を見せていた｡

近鉄時代から問題児として知られていたが､39歳を迎えた今もその振る舞いは変わっていないようだ｡

(2012年8月31日)

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