オリックス､11連敗で最下位確定… 岡田監督｢気持ち切れたら戻られへん｣

【ロッテ 5-0 オリックス QVCマリン】

オリックスは24日､敵地でのロッテ戦に完封負け｡
球団ワーストに並ぶ11連敗で､3年ぶりの最下位が確定した｡

この日は岡田監督の退任発表後､初めての試合｡
何とか意地を見せたいところだったが､試合は一方的な展開となった｡

投げては8月4日以来の先発となった西が､3回に自らの失策から失点｡
その後も立ち直ることができず､6､7回にも失点を重ね､7回8安打5失点で降板となった｡

打ってはロッテ先発グライシンガーの前に手も足も出ず､散発3安打で無得点｡
打席での工夫も感じられず､わずか102球での完封勝利を許してしまった｡

11連敗は阪急時代の1959年以来53年ぶりとなる球団ワーストタイ｡
開幕前は優勝候補にも挙げられていたが､9試合を残して3年ぶりの最下位が確定した｡

岡田監督は試合後､
｢ゲームのコメントがないなんてな｡こんなん初めてよ｣(デイリースポーツより)
と怒りを通り越し､諦めのコメント｡
｢一回､気持ちが切れたら戻られへんのやろうな｡ネジを巻き返すというても無理よ｣(同)
と語った表情には､薄笑いさえ浮かんでいた｡

すでに来季の監督候補として落合博満氏､山田久志氏､新井宏昌2軍監督らの名前が挙がるなど､終戦ムードのオリックス｡
しかし､まだシーズンは終了していない｡
残り9試合､球場に足を運んでくれるファンのためにも全力プレーを見せてほしいものだ｡

(2012年9月25日)

その他のBASEBALLニュース