WBC監督に巨人・原監督選出! 故障中ゴジラ松井の召集可能性高まる
来年3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(通称WBC)の日本代表監督に、巨人の原辰徳監督(50)が就任することが、事実上確定した。

これは27日に行われたWBC体制検討会議の結果によるもので、28日に加藤良三コミッショナーから巨人・滝鼻卓雄オーナーへ正式に要請されるものと思われる。

原監督の選出は突然決まった。
当初、WBC日本代表監督には2人の人物が候補にあげられていた。
その2人とは、第1回WBCで見事に日本代表を初代王者に導いた王貞治氏と北京五輪で代表監督を務めた星野仙一氏である。
この両者の選出は、現役監督はシーズン開幕の直前ということもあり参加が難しいとする、加藤良三コミッショナーの考えによるものだった。
現役監督が難しいとするならやはり経験が豊富なこのどちらかに就任してもらうほかないと考えたのであろう。

しかし、これがそう簡単にはうまくいかなかった。
王氏は体調不良を理由に今季限りで現役監督の引退を表明。WBCも体調面を考慮し辞退することとなった。
そして星野氏。こちらは当初就任の意志があるように思われたが、北京五輪での不甲斐ない成績で世間から叩かれ、家族からも代表就任を反対された。
更には、国外で活躍するイチロー・松坂らから“WBCは北京五輪のリベンジをする場所ではない”や“現役監督の就任は難しいと考えているようでは日本を強くしようという意志が感じられない”と苦言を呈され、星野監督就任説は消滅した。

これでふりだしに戻ってしまった体制委員会は大慌て。
今後ドラフト会議、日本シリーズ、アジアシリーズを控えている為、1日でも早く代表監督を決定したいというのが本音だったのであろう。

この日の会議では「日本一監督が適任」との声が強まった。
そうなると巨人・原監督か西武・渡辺監督である。
この両者の名が挙がってから会議は一気に加速した。

渡辺監督は就任1年目ということもあり、自身の埼玉西武の指揮に大忙し。代表監督を務めるにはまだまだ経験不足という指摘がされた。
それに比べ原監督は代表メンバーにも匹敵する巨人強力打線を指揮しており経験も豊富。
やはり代表監督には監督としての経験が重要と考え、全会一致で原監督への就任要請を行うことが決定した。

そうなるとあとは召集する代表メンバーの問題である。
王氏は海外メンバーを全員招集するとの意志は今でも変えておらず、原監督がその意志を引き継ぐことになる。
そうなった場合に、現在故障中で調子の上がらない松井を招集するかが悩みどころである。
松井自身は10月初め、ケガの調整がうまくいっていないことを理由に第2回も代表辞退を表明したが、監督が原監督となれば話は別。恩師でもある原監督に本調子でなくても構わないから参加してくれと言われたら松井は引き受けるだろう。松井の代表参加が現実味を帯びてきた。

監督が決まりやっと次のステップへ踏み出そうとしているWBC問題。
一刻も早くチーム体制を整え、北京の二の舞にならないことだけを切に願いたい。
(2008年10月28日)
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