東海大･菅野､巨人以外なら米国へ! ｢そうならないことを祈るだけ｣

昨年のドラフト会議で日本ハムの1位指名を拒否した東海大･菅野智之投手が16日､母校･東海大グラウンドで練習を公開｡
昨年と変わらず､巨人入りへの思いを貫くことを明かした｡

2度目のドラフトまであと9日､報道陣から巨人への思いに変化はないかを聞かれた菅野は､
｢そうですね｣(スポーツ報知より)
と即答｡
昨年のように他球団が強行指名してくる可能性も否定できないが､
｢そうならないことを祈るだけです｣(同)
と真剣な表情で答えた｡

伯父の原辰徳監督が指揮する巨人とは相思相愛と言われ､2年連続での1位指名が決定的｡
ただ､昨年のような事態になった場合､菅野は米国に渡る覚悟を決めている｡

東海大の横井人輝監督は､
｢僕の立場で言えるのは､意中の球団でなければアメリカに行くであろうということ｣(ニッカンスポーツより)
と菅野の思いを代弁｡
現地ではメジャーリーグや独立リーグでのプレーのほか､大学留学という選択肢もあるという｡

"浪人中"の菅野は対外試合に出場することはできなかったが､週に2度､同大学のレギュラー相手にシート打撃に登板｡
200球近い投げ込みや､セ･リーグでの活躍を見据えバント練習も取り入れるなど､努力を怠らなかった｡

浪人期間を振り返り､
｢(ドラフト当日の)10月25日はゴールじゃない｡でも大きな区切りになるのも違いない｡
勝負は来年以降なので､準備期間としていい時間を過ごせたと思います｣(同)
と語った菅野｡
果たして､2年越しの思いは成就するだろうか｡

(2012年10月17日)

その他のBASEBALLニュース