巨人、2連勝で逆王手! 執念の采配で石井が劇的サヨナラ打!
【セ・リーグ クライマックスシリーズファイナルステージ第5戦 巨人 3-2 中日 東京ドーム】

セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦が21日、東京ドームで行われ、リーグ覇者の巨人が同2位の中日と対戦。
劇的なサヨナラ勝ちで対戦成績を3勝3敗(アドバンテージの1勝含む)の五分に戻し、日本シリーズ進出を懸けた戦いは最終第6戦までもつれることとなった。

2-2で迎えた9回裏、中日は抑えの岩瀬を投入。
負けられない巨人・原監督は、ここから執念の采配を見せる。

まずはボウカーの代打に矢野を送り出し、その矢野が初球を中前へクリーンヒット。
続く古木はバントを2度失敗するが、追い込まれてからのバスターを成功させ、無死一、二塁とチャンスが拡大。
続く代打・寺内がきっちりとバントを決めると、1番・長野が敬遠され、一死満塁と絶好のサヨナラのチャンスを迎えた。

ここで原監督は代打の切り札・谷をコール。
すると、中日はここで岩瀬を諦め、右腕・山井を投入。
だが、
「想定していた」(ニッカンスポーツより)
という原監督は代打の代打で左打ちの石井を送り出した。

シーズン中、代打として17安打を放った石井は、この緊迫した場面でも初球から積極的にスイング。
そして、カウント1ボール2ストライクから5球目、143キロの内角直球を振りぬくと、打球はふらふらと舞い上がり、左翼線にポトリと落ちた。

劇的な一打を放った石井は、
「みんながつないでくれたチャンスだったので、思い切りいきました。なんとか落ちてくれと思って走りました」(スポーツ報知より)
と興奮気味にコメント。
その石井とがっちり抱擁を交わした原監督は、
「しぶとさというか、1打席という代打の中で本当に素晴らしい」(同)
と目を真っ赤にして褒めちぎった。

まさかの3連敗スタートから2連勝し、対戦成績は3勝3敗の五分。
勝つか引き分けで日本シリーズ進出が決まる大一番に向けて原監督は、
「重圧のかかった中で2試合戦って、非常にいい結果で明日を迎える。明日は逆にのびのびとね、しっかり戦っていきたい」(同)
と語った。
サヨナラ勝ちの勢いそのままに、大逆転での札幌行きを決めるつもりだ。
(2012年10月22日)
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