大ブレイクの中日・大島、飛躍のカギは努力と柔軟性
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで巨人を追い込みながら、あと一歩のところで日本シリーズ進出を逃した中日。
ただ、落胆するファンに光を与えた選手がいる。
今季、1番に定着した大島洋平外野手だ。

社会人野球の名門・日本生命から2009年にドラフト5位で入団した大島は、ルーキーイヤーから開幕スタメンに抜てきされ、2年目の昨季はゴールデングラブ賞を受賞。
しかし、打撃ではまだまだ物足りない点が多く、2010年は打率.258、2011年は同.243とチームに貢献することができなかった。

それが今季は初めて144試合にフル出場し、打率はリーグ3位の.310。
さらに、32盗塁で盗塁王のタイトルも獲得。
CSファーストステージを含めたポストシーズンでは23打数12安打、打率.522の大爆発で、巨人を追い込む原動力となった。

今季の飛躍について、中日OBの評論家・川崎憲次郎氏は、
「本当によく練習する。猛練習の中日でも一、二を争う。試合がある日でも、200〜300スイングするのが日課になっているそうですからね。
そういう積み重ねがあったから、ここにきて花開いたのでしょう」(日刊ゲンダイより)
と指摘。
また、今季から就任した高木監督から、
「思い切り引っ張れ」(同)
とアドバイスを受けたことで右方向への強い当たりが増え、打撃開眼につながったとの見方もある。

盗塁王を獲得した走塁技術の向上も見逃せない。
もともと50m6秒0という俊足を誇る大島だが、盗塁数が飛躍的に伸びたキッカケはなんだったのか。
一塁コーチャーとしての彼のスタートを見てきた平野外野守備走塁コーチはこう語る。

「昨年までの大島は、スタートを切る1歩目に足元を見る癖があった。あごが下を向いていると、重心が下に残る。スタートで腰を振る動作をするときに、加速がしづらい。そこを注意するようにという話をした」(同)

弛まぬ努力と、アドバイスをすぐに実践する柔軟性で飛躍を遂げた大島。
11月に行われるWBC日本代表のキューバとの親善試合にも選出される見込みが高く、中日のリードオフマンから、球界を代表するリードオフマンになる日もそう遠くはなさそうだ。
(2012年10月31日)
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