糸数、ユニホーム忘れてKO!

日本ハム・糸数が二重の赤っ恥をかいた。
7日の西武戦（西武D)、先発した糸数は、初回先頭から3連続四死球を与えるなど、5回途中6失点ＫＯ。

この日、糸数は自身の背番号20のユニホームを持参するのを忘れ、スウィーニーのものを借りて先発することに。
投球前には背番号「42」で登板することを伝える異例の場内アナウンスもあった。

糸数がユニホームを立川市内のチーム宿舎に置き忘れたことに気付いたのは午後5時20分。さらに、ホテル関係者が試合開始1分前に球場へ送り届けてきたのは、
4、5日のソフトバンク戦（函館）で着たラベンダー色の限定ユニホームだった。

どうにもならない状況に吉井投手コーチらが「開き直れ！」と励ましたが、効果はなかった。

結局、球団関係者が宿舎まで糸数のビジター用ユニホームを取りに帰り、球場に戻ったのは、右腕が降板した後のこと。
今季4敗目で恥の上塗りとなった糸数は

「ユニホームを忘れた影響？　それは、なかったです」

と虚勢を張ったが、説得力はなし。
試合後に2軍行きを告げられ、さらに、チームから罰金などのペナルティーが課される模様だ。

3年前の七夕は、同じく西武Ｄでダルビッシュがユニホームを忘れながら、八木の背番号29を着て勝利した。
関係者は「日付も球場も一緒で、奇跡が起きるかな」と願ったが、その再現はならず。3回までに4得点を奪った攻撃陣も4回以降は無得点で、
結果は6-4で西武の勝利。日ハムは、岸に対してレギュラーシーズン5連敗。

今季4度目の3連敗という結果以上に、後味の悪さが残った。

(2009年7月8日)

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