ロッテ2位指名・長野、入団拒否確実か!? 交渉粘るバレンタイン

強い意志は社会人になっても変わることはなかった。

今年10月に行われたプロ野球ドラフト会議にて、ロッテから2位指名を受けた社会人野球チーム・ホンダの長野(ちょうの)久義外野手(23)が、千葉ロッテマリーンズへの入団を断る意思を固め、来季もホンダに残留することが3日、明らかになった。

ロッテにとってはなんとも痛い事態。長野本人にとっても苦渋の選択となった。
なぜなら、長野がプロ野球球団への入団を拒否したのはこれで二度目だからだ。

長野は日本大学に所属していた2006年、大学野球での活躍がプロスカウトの目に止まり、日本ハムからの指名を受けた。しかし、当初からの夢であった巨人入りが叶わなかったことを理由に入団を拒否した。

そして今季、変わらぬ夢を持ちドラフトに挑んだ長野だったが、無残にも長野を指名したのはロッテ。
またしても巨人入りは叶わぬ夢となった。

それでもドラフト直後は、球団は違えどプロ野球入りをこれ以上伸ばすわけにはいかないと入団するのではないかという見方もあったのだが、指名のあいさつに訪れたバレンタイン監督との面会を拒否するなど本人の意思は固い。

ロッテとしてはなんとしても獲得したい人材なだけに、新人最高額となる契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示。
今後は本人と会ってしっかりと意向を聞きたいと説得を続ける方針を固めた。

果たして長野のロッテ入りはあるのか。動向に注目が集まる。

(2008年12月4日)

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