ENEOS田沢、Rソックス入り! 日本プロ野球機構が猛反発!?

松坂らが現在所属している米大リーグのレッドソックスは4日(日本時間で5日早朝)、新日本石油・田沢純一投手(22)と正式に入団契約を結んだことを記者会見の場で発表した。

具体的な契約条件について球団からの名言はなかったものの、契約期間は3年でその契約金は総額でおよそ300万ドル、日本円でおよそ2億8600万円に及ぶと見られている。(金額は米メディアの推定)

レッドソックスの本拠地であるフェンウェーパークで行われたこの記者会見には田沢も出席。

田沢は会見で、
「不安は少なくないが、楽しみと言えば楽しみ。なるべく早くメジャーで投げたい」と緊張した表情を浮かべながらも会見が進むにつれて笑顔を浮かべた。

しかし今回の“田沢メジャー挑戦騒動”を受けて、日本国内では笑っていられない問題が起こっている。
日本プロ野球機構は、今後アマチュア選手が国内プロ野球に所属することなく国外へ流れてしまうことを懸念し、
田沢が米メジャーとの契約が切れて帰国した場合も受け入れないことを表明している。

さすがにそれはやりすぎと選手会も待ったをかけているが、国内で若手を育てプロ野球界を盛り上げるという日本プロ野球機構の方針から考えれば仕方のない判断かもしれない。

そうはいっても米メジャーで成功すれば田沢本人にとってはなんら問題のないこと。

レッドソックスは2A(日本でいうと3軍クラス)から田沢を起用していく方針のため、開幕一軍リスト入りの可能性はないと思われるが、田沢ほどの実力があれば早い段階でメジャーの先発投手を任される日は近いだろう。

田沢の力は米でも通用するのか。また、日本国内は田沢に対しどういった判断を下すのか。
“田沢問題”はまだまだ続きそうだ。

(2008年12月5日)

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