由伸実戦復帰へ

腰痛のため2軍で調整中の巨人･高橋由伸外野手が9日、G球場で2日連続のシート打撃を行い、本塁打を放った。

今季初めて屋外で投手と対戦。豊田、バーンサイドを相手に10打数2安打。DHで出場予定の11日のイースタン･西武戦（西武D）へ準備を整えた。

高橋由らしい、高く大きな弾道。2打席目、高橋由は鋭く腰を回転させ、豊田の内角直球を振り切った。

「球種が分かっていたこともあるしね」

球種を伝えられて打ったため謙そんしたが、久しぶりの感触に白い歯がこぼれた。

1打席目にも豊田の直球を右前にはじき返した。

「急には（状態が）変わることはないからね」

患部の様子を確かめながら慎重に調整を続けているが、生きた球に対して、フルスイングできたことは収穫だ。

守備ではファーストミットをはめて、初めて投内連係に参加した。

「試合でやってみないと分からないことが多いけど、球数を受けて慣れるしかないね」

終了後にはサブグラウンドで個人ノックも受けるなど、精力的に動き回った。初の開幕2軍スタートとなった12年目。ようやく実戦の舞台に戻る。

(2009年8月10日)

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