西島「このままじゃ終われない｣

「K-1 WORLD GP 2009 IN TOKYO FINAL16 QUALIFYNG GP」が11日、東京･国立代々木競技場第二体育館で開催された。

K-1初登場となるボクシング元WBF世界クルーザー級チャンピオン･西島洋介は、シューズ着用の認められた特別試合でピーター･アーツと対戦。

1ラウンドから再三ローキックを浴びせられる西島だが、その闘志はいっこうに衰えず。最後はアーツの右ローでマットに沈んだが、試合後は「このままじゃ終われない」と早くも再起を誓ってみせた。

西島は「懐が深くて、パンチが届かなかった」と冷静に敗因を分析。
ボクシングにはないアーツの重いローキックを浴びて「（練習で浴びていた）仲間のものより強かった」と脱帽するしかなかった。

ただ「もっと練習してローをガードできるようにします」と前向きに語り、K-1継続参戦を視野に入れていた。

一方のアーツは「タフで、思った以上にハートの強い選手だった」と西島を称賛。
そしてK-1創世記からこのリングを支え続けた男として、

「今後、蹴りも含めて練習が必要だろう。1つでも多くK-1で経験を積むことが大切なんじゃないか」

とアドバイスも忘れなかった。

(2009年8月14日)

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