巨人・阿部、WBC正捕手獲得に意欲! 右肩の調整具合は!?

巨人の阿部慎之助捕手(29)が、二週間滞在した自主トレ先のグアムから19日に帰国し休む間もなく早速国内練習を開始
した。

川崎市のジャイアンツ球場に姿を現した阿部は、自身の右肩の調子を確かめるようにキャッチボール中心のトレーニングメニューを選択。
短い距離や3、40メートル離れた位置からのキャッチボールなど相手との距離を徐々に広げていき、終わってみれば計60球の投げ込みとなった。

昨年10月10日、神宮球場にて行われたヤクルト戦にて右肩関節を痛めた阿部。それ以降本調子の戻らない阿部は、WBCでの正捕手の座が危ぶまれていた。
しかし、今回の自主トレを見ている限り本調子に戻るのは時間の問題といったところ。

このことに関して阿部本人は、
「だいぶ力を入れて投げられるようになったし（肩にケガを抱えていることに対する）怖さも取れた。イメージ通りには来ているけど試合とかは全然まだまだ。（日本代表合宿が行われる2月）15日からは毎日がプレッシャーだね」
と、まもなく始まる代表合宿に向けて緊張感が漂っている様子だった。

それもそのはず。
今回のWBCでは現マリナーズの城島も参加するだけに、正捕手獲得はそう簡単なものではない。
肩に爆弾を抱える阿部は、調整万全の城島から正捕手の座を奪い取ることができるのか。

WBCの国内前哨戦はもうすでに始まっている。

(2009年1月22日)

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