江川氏、異例の直接指導! ヤクルト・由規が抱える問題点とは!?

ヤクルトの将来を担う若手・由規投手(19)が今季初となる15日の練習試合（対阪神）で“開幕投手”を務めることが2日、球団関係者から明らかになった。

現在沖縄の浦添でキャンプ中のヤクルトは、
特別臨時コーチとして元巨人の江川卓氏(53)を招くなど、投手陣に対して熱血指導中。
中でもこの由規に関しては、他の投手陣以上に熱い指導が行われた。

もちろん由規を直接指導したのは江川氏。
江川氏が直接指導を行うことは過去を見ても異例中の異例。

最速157キロを出す由規の右腕を71球に渡って指導を行った。

今回の直接指導で江川氏が注目したのは『投球時のステップ』だった。
江川氏は、
「踏み出す足がインステップ気味になっているからボールがスライドする。(真っ直ぐ踏み出せば)もっと楽に投げられるはず」と的確な分析をした。

緊張の面持ちで指導を受けていた由規だったが、
「マウンドの真後ろから見られていたので意識しました。教えていただいたことは自分でも気になっていたこと。すぐにでも試してみたいですね」
と、緊張から解放されて充実した笑顔を見せた。

江川氏が特別臨時コーチに就任し、由規を直接指導したのは、
彼の生まれもっての素質とセンスに対する期待の表れ。

期待していなければ直接指導など行わないのは当然だ。
果たしてヤクルトの将来を背負って立つ男は練習試合の開幕初戦で、江川氏の期待に応えることができるのか注目が集まる。

(2009年2月3日)

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