レイズ･岩村がパイレーツへトレード移籍!!

レイズの岩村明憲内野手のパイレーツへのトレードが決まった。

レイズには今季73試合に登板したJ･チャベス投手が移籍する。

3年契約の最終年だった今季、岩村は5月のマーリンズ戦で相手走者の厳しいスライディングを受け、左ひざ十字じん帯を部分断裂。

約3か月間、欠場したが8月末に復帰。

69試合で打率2割9分、1本塁打、22打点をマーク。

これまでレ軍残留を希望していた。

しかし、岩村の代役で二塁を守ったゾブリストが27本塁打と大ブレークしたことに加え、2連覇を逃し緊縮財政を目指すレ軍は、来季年俸485万ドル（約4億4000万円）となる岩村との契約更新にストップをかけていた。

2年前に桑田真澄氏が在籍したパイレーツは、主力選手を次々と放出する悪循環もあって、米国プロスポーツ最悪の17年連続負け越しと低迷中。

485万ドルの来季年俸を球団が受諾する予定で、岩村がチーム最高年俸となる若手主体のチームだ。

パ軍のハンティントンGMは

「スピードに出塁率の高さなど、彼はすばらしい選手」

と評価。チームリーダーとしての役割を期待している。

パ軍はトレード拒否ではなかっただけに、岩村は、

「（早い時期に決まって）ホッとしている。高い評価に感謝し、（移籍に）興奮している」

と電話会見で語った。

10年連続Bクラスだったレイズの"08年の奇跡"に貢献した男が、今度はワールドシリーズ5回優勝の古豪再建の旗手となる。

(2009年11月5日)

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