巨人“第2の松井”プロデビュー戦、その結果はいかに

宮崎で行われている巨人の二軍キャンプで19日、
社会人野球チーム・NTT西日本との練習試合が行われ、
この試合に今季巨人のドラフト1位ルーキーで“第2の松井”として注目が集まる大田泰示内野手(18)が「4番・三塁」でスタメン出場。

プロとして初めての公式試合デビューだ。

会場となった「ひむかスタジアム」には原監督や滝鼻卓雄オーナーも駆けつけ、
将来の巨人を引っ張っていくことになるであろうルーキーの活躍を見守った。

しかし、いざ試合が始まってみると大砲・大田の姿は影を潜めた。
4回回ってきた打席で空振り三振、一ゴロ、右飛、二ゴロと4-0。
プロ初安打はこの日生まれなかった。

さぞかし落ち込んでいるのかと思いきや、
試合後の大田の表情は晴れ晴れとしていた。

この日の試合について記者から問われた大田は、
「打ちたいという気持ちが強くて力が入ってしまったけどけっこう振れました。真っすぐが見えていました」
と結果は伴わなかったが調整の仕上がり具合に満足していた。

そんな大田のコメントを知ってか知らずか、視察した滝鼻オーナーも
「そんなに甘い世界じゃないけど確実に“実”はなるよ」
と大田の潜在能力を大きく評価した。

新生“巨人の55番”は名・実ともに巨人の4番となれるのか。
開幕一軍を目指し、大田の挑戦は続く。

(2009年2月20日)

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