西武・雄星、初打撃投手もストライク入らず! 課題山積みキャンプに雄星は…

打撃投手デビューはほろ苦いものとなった…。

西武にドラフト1位で入団した雄星投手(18)(＝岩手・花巻東高)は23日、
現在キャンプ中の宮崎・南郷で入団後初となるフリー打撃に登板。
打者2人を相手に全55球を投じたものの、半数以上が誰が見ても明らかなボール球で、まだまだ自分の球をコントロールしきれないという課題点を露出してしまった。

今回の雄星の投球内容に関し西武の首脳陣たちは合格点を与えたものの、さすがにこれでは開幕一軍の希望はなし。
一軍デビューへはかなり厳しい道のりとなった。

初の打撃投手を終えた雄星は記者からの問いかけに対し、
「やっぱりプロは違います。高校では直球に的を絞られても抑えられたけどプロでは簡単に打たれる。詰まらせる球もあったので、その球をもっと増やして変化球にも力を入れないと…」と自己分析したという。

ただ、雄星の実力がこんなものではないことを首脳陣は知っている。
西武・潮崎投手コーチは、
「しっかり腕が振れていたし一生懸命投げてくれたので十分」と語り、将来の西武をけん引するであろう雄星に期待感を示した。

今のところ実戦での登板予定は白紙だが、
もう少しプロの環境に慣れて力みが取れれば球のコントロールはもう少し効くだろう。

果たして雄星が涌井・岸らと共に"西武の三本柱"と呼ばれる日はいつか。
雄星の成長ぶりから目が離せない。

(2010年2月24日)

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