漫画家･いしいひさいち氏が病気療養｡｢ののちゃん｣などが休載に!!

漫画家のいしいひさいちさん(58)が病気療養のため､朝日新聞連載中の｢ののちゃん｣などの執筆を中断することが21日分かった｡療養期間は未定という｡

いしいさんの事務所は｢命にかかわるような病気ではないが､療養が必要と診断された｡体調の回復を待って復帰したい｣としており､夕刊フジでの｢スコン!｣､サンデー毎日の｢お笑い･いしい商店｣などの連載漫画も休みになる可能性が高いという｡

｢ののちゃん｣は1991年､｢となりのやまだ君｣として連載が始まり､主人公であるはずの､のぼるくんよりも妹の､ののちゃんの人気が高かったため､1997年にタイトルと主人公が変更された｡通算4482回続いている｡

いしい氏は､1972年､大学在学中に関西ローカルのアルバイト情報誌｢日刊アルバイト情報｣にて｢oh!バイトくん｣でデビュー｡

1979年に代表作でもある｢がんばれ!!タブチくん!!｣が刊行され､アニメ映画化されるなど一躍ブレイクする｡

また2003年に｢現代思想の遭難者たち｣(講談社)､｢ののちゃん｣(朝日新聞朝刊連載)など一連の作品に対して､第7回手塚治虫文化賞短編賞を受賞｡さらに第32回(2003年度)日本漫画家協会賞大賞､06年菊池寛賞などさまざまな賞を受賞している｡

1日も早い回復を祈りたい｡(松野)