二宮和也&柴咲コウで男女逆転「大奥」。禁断のボーイズ・ラブ解禁!?

「嵐」の二宮和也(26)と柴咲コウ(28)が、よしながふみの人気漫画を実写映画化する「大奥」で初共演を果たすことが分かった。

同映画は白泉社「メロディ」にて連載中のコミック「大奥」が原作。

謎の疫病により、男の人口が激減し、男女の地位と役割が逆転した大奥が舞台にしたパラレル時代劇。

その斬新な設定が人気を集め、本年度手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。映像化をめぐって、テレビ局、映画会社など20数社が原作権を争った。

二宮は貧しい家計を救うため大奥に入り、剣の腕と才覚で出世していく青年・水野祐之進を演じる。

一方、柴咲は水野ら大奥の男たちの運命を握る絶対的な権力者であり、幕府の財政改革に大ナタを振るう男勝りの女将軍、徳川吉宗を演じる。

大勢の美男子がひざまずく中、吉宗が渡り廊下を歩く"総触れ(そうぶれ)"や、水野と吉宗の一夜となる"夜伽(よとぎ)"など、大奥ならではのシーンも満載。

さらには女人禁制の男の園で起こってしまう"ボーイズ・ラブ"もあるという。

初の時代劇に挑戦する二宮は、「新鮮な気持ちで取り組み、新たな形の時代劇が出来上がるように、出演者とスタッフで丁寧に作っていきたいです」と意気込みながらも「男女逆転大奥とは斬新だなぁ…」と少々戸惑い気味。

一方、男勝りの女将軍役の柴咲は「現代までに通ずる女性の芯の強さがより濃く感じられました」とコメント。

また初競演となる二宮については「足を引っ張らないよう、お芝居を間近で受けられる喜びを携え、現場を楽しみたいと思います」と語っている。

総製作費は10億円規模。既存5巻の原作のうち、今回は1巻部分だけが描かれるといい、製作サイドではシリーズ化も視野に入れている

製作は「雨あがる」「博士の愛した数式」の荒木美也子、「木更津キャッツアイ」の磯山晶、監督に「木更津キャッツアイ」「流星の絆」などを演出した金子文紀。

男女の地位が逆転しているという奇想天外な江戸時代をどう見せてくれるのか楽しみだ。(松野)


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