スライドショーにうつされた写真は､多田先生が礼に初めて告白をした花火大会の時だった。多田先生が言う前にどうしても気持ちを伝えたいと願った健はタイムスリップ。
戻った場所は多田先生の研究室､いつものメンバーで研究室の大掃除を手伝っていた。ムードのかけらも無い場所に悔やみながらも健は何とか礼に告白しようと隙を見ては礼に近づくが､決まって直前で邪魔が入るのだった。
時はアトランタオリンピック最中。研究室で水風船を見つけた礼達は大掃除もひと段落したところで､外に出て水風船を投げつけあう。健はぶつけられた風船でびしょ濡れ､思わず幹雄が撮っているビデオカメラに向かって「チョ〜気持ちいい」とアトランタオリンピックの水泳金メダリスト北島の流行語を口にするが､北島はその日の夜の生放送で金メダルを取ることになっていたので､またもや意味不明とみんなにあしらわれる。
夜は大学の屋上で花火を見ることになっていた。浴衣姿で登場した礼とエリ､健は礼の浴衣に思わず見惚れる。その時､エリに元彼からメールが入る､１人で寂しいから一緒に花火を見ようというメールだった。元彼に未練を残したままのエリはすぐさま彼の元へ､結婚式場で見た写真にエリだけ映ってなかったのは､この事が理由だったのだ。何も言わず見送る尚に健は思わず「追いかけろ」と説得をする､尚に向けた言葉は全て自分に対する言葉だと健は自分で気づいていた。
尚はエリを追いかけた。そして健も研究室に手持ち花火を取りに行った礼の後を追いかけた。礼と多田先生が研究室で２人きりになった時に告白された事を知っていたからだ。
尚はエリに追いつく､「エリは俺の憧れなんだ」と真剣に気持ちを伝えた尚。その言葉にエリも自分の意志を強く持つ決心ができ､彼の元へ行くのをとどまった。
研究室では多田が礼への想いを固めていた､そこへ花火を取りに来た礼が登場。多田は思い切って想いを伝えようとした瞬間､健が扉を勢いよくあけた。どうにか多田の告白を止めることができた健。
屋上に集まり直し､みんなで花火をしている。多田の切なそうな表情に健は少し胸が痛くなる。
しかし､ここで引き下がってはいけない。健は絶対に多田先生より早く礼に告白しなくてはいけないのだから。エリも無事戻り全員で研究室で飲みなおし。エリの提案で王様ゲームをすることになった。健は幹雄に耳打ちをする､もしも王様を引いたら礼と自分を２人きりにして欲しいと。健には時間がなかった､多田の告白を寸前で止めた今､早く礼と２人きりになって自分の想いを告げなくてはいけないと焦っていた。
王様を引いたのは､多田先生だった。多田は言った「王様は吉田礼さんのことが好きです」と。全員が固まる､しかし多田は他に人がいるにも関わらず､礼に自分の気持ちを全て伝える。結局､健は「場所」や「２人きり」などと理由をつけては「好き」という言葉が言えなかった。どんな状況になろうと､やっぱり多田には勝てなかったのだ。
みんなで屋上で写真を撮る､そして再び式場に戻ってきてしまう健。その写真はうつむいたままのひどい顔の健がいた。何も変わらない現状､しかし１つだけ変わった事がある。なんと尚とエリが付き合っていたのだ。全ては健がさっきまでいた花火大会の日､健の言葉でエリを追いかけた尚のあの時の行動と言葉がきっかけで､２人の運命が変わったのだ。
その現実を目の当たりにした健はショックだった､自分だけ何も変わっていない､というよりもきっともう運命は変えられないのだと。妖精が現れる､健は伝えた。「もうタイムスリップはやめる」と。その言葉を聞いた妖精は､そのまま姿を消した。
今までどおり､結婚式が取り行われている。スライドショーに写真が映し出されている。しかし健はタイムスリップをする事はない。そこへ幹雄が近づいてきて「お前タイムスリップしてたんだろ」と尋ねる。驚く健､幹雄は何となく気づいていたのだ。ビデオカメラに記録されていた北島の金メダルの話､甲子園の時のイナバウアーという言葉。幹雄は聞いてくる「あの花火大会が健のタイムスリップ最後だったんだよな？」
その言葉に､健は自分が本当にタイムスリップをやめてしまった運命を知る。先ほど妖精に伝えた事が､本当になった瞬間だった。
戻った場所は多田先生の研究室､いつものメンバーで研究室の大掃除を手伝っていた。ムードのかけらも無い場所に悔やみながらも健は何とか礼に告白しようと隙を見ては礼に近づくが､決まって直前で邪魔が入るのだった。
時はアトランタオリンピック最中。研究室で水風船を見つけた礼達は大掃除もひと段落したところで､外に出て水風船を投げつけあう。健はぶつけられた風船でびしょ濡れ､思わず幹雄が撮っているビデオカメラに向かって「チョ〜気持ちいい」とアトランタオリンピックの水泳金メダリスト北島の流行語を口にするが､北島はその日の夜の生放送で金メダルを取ることになっていたので､またもや意味不明とみんなにあしらわれる。
夜は大学の屋上で花火を見ることになっていた。浴衣姿で登場した礼とエリ､健は礼の浴衣に思わず見惚れる。その時､エリに元彼からメールが入る､１人で寂しいから一緒に花火を見ようというメールだった。元彼に未練を残したままのエリはすぐさま彼の元へ､結婚式場で見た写真にエリだけ映ってなかったのは､この事が理由だったのだ。何も言わず見送る尚に健は思わず「追いかけろ」と説得をする､尚に向けた言葉は全て自分に対する言葉だと健は自分で気づいていた。
尚はエリを追いかけた。そして健も研究室に手持ち花火を取りに行った礼の後を追いかけた。礼と多田先生が研究室で２人きりになった時に告白された事を知っていたからだ。
尚はエリに追いつく､「エリは俺の憧れなんだ」と真剣に気持ちを伝えた尚。その言葉にエリも自分の意志を強く持つ決心ができ､彼の元へ行くのをとどまった。
研究室では多田が礼への想いを固めていた､そこへ花火を取りに来た礼が登場。多田は思い切って想いを伝えようとした瞬間､健が扉を勢いよくあけた。どうにか多田の告白を止めることができた健。
屋上に集まり直し､みんなで花火をしている。多田の切なそうな表情に健は少し胸が痛くなる。
しかし､ここで引き下がってはいけない。健は絶対に多田先生より早く礼に告白しなくてはいけないのだから。エリも無事戻り全員で研究室で飲みなおし。エリの提案で王様ゲームをすることになった。健は幹雄に耳打ちをする､もしも王様を引いたら礼と自分を２人きりにして欲しいと。健には時間がなかった､多田の告白を寸前で止めた今､早く礼と２人きりになって自分の想いを告げなくてはいけないと焦っていた。
王様を引いたのは､多田先生だった。多田は言った「王様は吉田礼さんのことが好きです」と。全員が固まる､しかし多田は他に人がいるにも関わらず､礼に自分の気持ちを全て伝える。結局､健は「場所」や「２人きり」などと理由をつけては「好き」という言葉が言えなかった。どんな状況になろうと､やっぱり多田には勝てなかったのだ。
みんなで屋上で写真を撮る､そして再び式場に戻ってきてしまう健。その写真はうつむいたままのひどい顔の健がいた。何も変わらない現状､しかし１つだけ変わった事がある。なんと尚とエリが付き合っていたのだ。全ては健がさっきまでいた花火大会の日､健の言葉でエリを追いかけた尚のあの時の行動と言葉がきっかけで､２人の運命が変わったのだ。
その現実を目の当たりにした健はショックだった､自分だけ何も変わっていない､というよりもきっともう運命は変えられないのだと。妖精が現れる､健は伝えた。「もうタイムスリップはやめる」と。その言葉を聞いた妖精は､そのまま姿を消した。
今までどおり､結婚式が取り行われている。スライドショーに写真が映し出されている。しかし健はタイムスリップをする事はない。そこへ幹雄が近づいてきて「お前タイムスリップしてたんだろ」と尋ねる。驚く健､幹雄は何となく気づいていたのだ。ビデオカメラに記録されていた北島の金メダルの話､甲子園の時のイナバウアーという言葉。幹雄は聞いてくる「あの花火大会が健のタイムスリップ最後だったんだよな？」
その言葉に､健は自分が本当にタイムスリップをやめてしまった運命を知る。先ほど妖精に伝えた事が､本当になった瞬間だった。
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