JAYWALK中村耕一が釈放で復帰に意欲｢また音楽に戻りたい｣

覚せい剤取締法違反(使用･所持)と､麻薬取締法違反(所持)の罪に問われ､東京地裁で執行猶予付きの有罪判決を受けたロックバンド､JAYWALKのボーカル､中村耕一(59)が12日午後5時20分､東京･小菅の東京拘置所から釈放された｡

弁護士らとともに姿を現した中村は､黒いスーツ姿で､集まった数十人の報道陣を前に､深々と頭を下げた｡

中村被告は時折､言葉を選ぶようにしながら､

｢関係者や世間のみなさんに､大きな失望と大きな迷惑をかけてしまいました｣

と謝罪の言葉を繰り返した｡

また､事件の影響で今年結成30周年となるバンド､JAYWALKの今後の先行きは不透明となっているが､中村は､

｢10代のころからずっと音楽をやってきました｡もし許されるなら､また音楽に戻りたい｡

そして､ご迷惑をかけた皆さん､応援してくれた方に音楽で返すしかないと思っています｡

世間が許してくれるのであれば､いつの日かまた､皆さんの前で堂々と歌を歌いたい｣

と"復帰"への意欲を見せた｡

拘置所の近くには､ファンとみられる女性数人の姿も見られ､ハンカチを手に｢よく頑張ったね｣など､感極まった様子だったという｡(淺川)