ビリーズブートキャンプはオヤジにはとうていムリ?

(07/03)

ビリーズブートキャンプといえば､今､大人気の軍隊式ダイエットであることは､いまさら語るまでもない。

なにせ､今年５月だけで､２０万セットも売り上げ､芸能人でも沢尻エリカや上戸彩､陣内夫妻まで挑戦しているというのだから､まさに大ブレークの一言。ビリー隊長ことビリー・フランクス（51）も来日し､その過熱ぶりはとどまるところを知らない。

ところが､医学界からは､このブートキャンプに対して警鐘がならされている。というのも､このブートキャンプ､一般人が思っているよりもずっとハードで､下手をするとダイエットどころか体を壊しかねない恐ろしく過酷なプログラムだというのだ。

ある大学病院では週に一回はブートキャンプで腰や膝を痛めたという患者がやってくるというし､足の裏が筋膜炎になるというマラソンランナーばりの負傷をしてくるブートキャンパーもいるという事だ。

特に体力が落ちはじめる40代がブートキャンプに安易に手を出すと大変な事になりかねないと言う。

弘邦医院院長の林督元医師によると､
「ブートキャンプは運動していないサラリーマンが無理にやると､腰痛やヒザ痛を悪化させる可能性があるばかりか､高血圧や糖尿病・心臓病など持病を持っている人にとっては命取りにすらなりかねない」（アサヒ芸能）

と語っている。ブートキャンプを始めるなら､スポーツを始めるつもりで､ウォーキングなどで体力をつけてから始めるべきだ､とも語っている。

「短期間でやせようとせず､最低一ヶ月はトレーニングした方がいい」（チャック・ウィルソン氏　引用　アサヒ芸能）

やはり､魔法のようにダイエットできる方法など無いという事だろう。（根本）