フジテレビ月9大改造!? 韓国式の週二回放送になる!?
(11/05)

フジテレビのドラマ看板枠、月9。
毎週月曜日・夜9時からのこの枠は、かつて「月曜9時になると街からOLの姿が消えた」と言われるほど、人気ドラマが多い枠だった。

最高視聴率が30%以上となるドラマも多く、例としては『ひとつ屋根の下』→37.8%(第11回)、『HERO』→36.8%(第8回と最終回)、『101回目のプロポーズ』→36.7%(最終回)など。
名作と呼ばれるドラマがたくさん生み出されていた。

しかし、そんな月9ドラマも最近は不調続き。
2011年に放送された『大切なことはすべて君が教えてくれた』は平均視聴率11.4%、『幸せになろうよ』は11.7%、『全開ガール』は12.3%とどれも寂しい結果に終わった。

そんな状況を危惧したのか、ついにフジテレビがテコ入れに動くようだ。
なんと、"月9"を"月火9"に変更する企画が浮上しているのだという。
『週刊現代』が報じている。

さて、この"月火9"放送。
これが実施されれば、現在放送している月9と火曜日21時台のドラマ枠を合体させて、2夜連続で同じ作品を1クール放送することになるという。
大体1クール10〜12話だったものが倍の1クール20〜24話になる訳である。

それではなぜフジテレビは放送回数が2倍のドラマを作ろうとしているのだろうか。
「長引く景気低迷でCM収入の伸びが期待できず、力を入れたイベントなどの放送外収入も頭打ち。
そこでフジはドラマの海外販売に目を向けた。
その時、障害となるのは放送回数です。
民放の連続ドラマは1クール12話が一般的ですが、世界的には短すぎて売れない」(フジテレビプロデューサー:週刊現代)

確かに日本でも高い人気を誇る海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』や『プリズンブレイク』はどちらも全20話を超えている。
韓流ドラマも『冬のソナタ』や『華麗なる遺産』など20話を超えるものが多く、少ないものでも大体16回以上は放送しているようだ。

さらに、海外へ販売する以外にも理由があるという。
「もう一つの狙いはテコ入れ。
関心を引いて、かつて37.8%の最高視聴率を記録した『ひとつ屋根の下』のような国民的ドラマを作りたい」(フジ編成関係者:同)
週二回放送となれば今までの日本にはなかったスタイルなので、注目されることは確実だ。
しかし、20話以上も視聴者を飽きさせないように留めることができるのかと言われたら、少し疑問が残る。

この週二回放送は、韓国ではごく普通のことだという。
韓国ドラマの放送は週二回が基本で「月火ドラマ」、「水木ドラマ」、土日放送の「週末ドラマ」に分けられているそうだ。
金曜日に週一回、1時間のみ放送の「連続ドラマ」枠もあるが、そこは最低でも半年、長ければ何年にもわたって放送される枠で『チャングムの誓い』や『初恋』などさらに放送回数が多いドラマが放送されているという。

低迷続きの月9についにテコ入れをするというフジテレビ。
週二回放送策は"韓国式"のため、"また韓流か!"と批判が殺到しそうな気もするのだが…。(今井)


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