【訃報】落語家・立川談志が喉頭がんのため死去 今年3月より体調不良で療養

落語家の立川談志(たてかわだんし、本名・松岡克由=まつおかかつよし)が、今月21日に喉頭がんのため死去していたことが23日、分かった。75歳だった。

東京都出身の立川は小学生のころから寄席に通い、1952年、16歳で五代目柳家小に入門。
早くからその才能を発揮し、1963年に立川談志を襲名して真打に昇進。
落語のほかにも講談や漫談も得意とし、江戸っ子風の威勢のよさと天才的な話芸で人気落語家の地位を確立した。

しかし一方で、その破天荒ぶりから数々の争いを引き起こすことも。
社会的発言も多く、1971年には参議院選挙に出馬して当選。
三木武夫内閣で沖縄開発政務次官に就任したが、問題発言によりわずか36日で辞任した。

近年は食道がんや声門がん、糖尿病など病気との闘いがつづき、2009年8月に休養を発表。
昨年3月、6代目三遊亭圓楽襲名披露パーティーには姿を見せたが、今年3月から再び体調不良を理由に仕事をキャンセルし、療養していた。(伊原)


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