｢家族のうた｣全8話で打ち切り決定! テコ入れが遅れた局内事情とは!?

現在､日曜9時の枠で放送されているオダギリジョー(36)主演ドラマ『家族のうた』(フジテレビ)が全8回で打ち切られることが正式決定したという｡
『日刊ゲンダイ』が報じている｡

連続ドラマの放送は通常､1クールで全11回｡
通常より3話減らして第8話で最終回を迎えることになったことを同局関係者が明かした｡

『家族のうた』は冴えないロックボーカリスト･早川正義(オダギリ)が､家族との関わりを通じて人間的成長を遂げるというホームドラマ｡
1987年にTBS系で放送された『パパはニュースキャスター』と設定が酷似しているという"パクリ騒動"で放送前から雲行きは怪しかったが､蓋を開けてみれば案の定､といったところだ｡

視聴率は初回から6.1%という低数字を記録し､第2話から第4話まではいずれも消費税を切る3%台｡
深夜ドラマならまだしもゴールデンタイムの放送なのだから目も当てられない｡
民放連続ドラマ史上最低の視聴率を記録したことで話題にはなっているが､視聴率が一向に回復のきざしを見せないのでは､打ち切りは当然といえるだろう｡

本来ならば第2話で3.6%を叩き出した時点で何かしらの手を打つべきであった｡
しかし"ある局内事情"から､大っぴらに宣伝を打つことが遅れたのだと関係者は言う｡

｢この作品の企画を担当したのはフジサンケイグループ初代議長､鹿内信隆氏の孫･植氏です｡鹿内家への配慮があったと聞いています｣(同)

鹿内植(しかないつぎ)氏はかつてフジグループを支配した一族の直系親族にあたる｡
それだけに周囲もお嬢様扱いで､彼女の企画を無下に否定できないところがあったようだ｡

空いた3回分の枠では単発ドラマやバラエティー番組の特番を放送するという｡
ネットユーザーからは｢逆によく8話まで放送できるな｣と驚きの声も上がっている｡(高橋)