日常的に行われる動物虐待! 流血しながら撮影に挑む動物タレント達…

先月､クーラーが止まった自動車内に放置したことが原因で死亡したと見られる『ZIP!』(日本テレビ系)の看板犬ZIPPEI兄弟｡
テレビ局による動物の命を軽視する姿勢に､視聴者からは怒りの声が上がった｡
しかし今回の件に限らず､いわゆる"動物タレント"を扱う番組の現場は過酷を極めるのだという｡
『東京スポーツ』が報じている｡

｢ギャラのわりに数字が取れ､大御所でも芸のないタレントでも誰でも絡ませられる｣(情報番組関係者:東京スポーツ)
との理由で重宝される動物タレント達｡

しかし人間の言葉が分からない動物達を上手に扱うのは､子役を扱うのとは比べ物にならないほど大変だ｡
当然収録の時間も限られているのだから､言うことを聞くのを待つというわけにもいかない｡

｢当たり前のことだが､動物は口で言っても分からない｡トラブルがあると"体"でわからせるしかない｡画面では伝わらないようにしてるけど､現場はピリピリすることも多い｣(制作会社スタッフ:同)

彼らにとって出演シーンで指示通りに動くことが大事なのはもちろん､待機中に吠えることは厳禁｡
スタッフによる"演技指導"という名の虐待が行われることも､残念ながら珍しくないという｡

｢かわいそうとも思うが､お金が発生している以上は､ちゃんと決められた時間の中で決められた演出､進行をやってもらわないと｡ある哺乳類の動物タレントは"演出指導"された結果､おでこから流出し､血を拭いながら出演｡共演した人間の子役の顔が思いっきり引きつっていた｣(同)

動物タレントと言えばソフトバンクモバイルのCMでおなじみの"お父さん犬"ことカイくんや､『ペット大集合!ポチたま』(テレビ東京系)で人気を獲得した"旅犬"まさおくん､だいすけくんなどが有名｡
彼らの愛くるしい表情はテレビを通じて我々を癒してくれるが､一方､彼ら自身がタレント活動にストレスを感じていることは否定できない｡

｢そもそも動物はエサを食べて寝てるのが一番幸せ｡ペットを本当にかわいがりたいんなら､絶対タレント活動なんかさせない方がいいと思う｣(同)

もともと"ペット"とは､愛玩を目的として人間に飼育される動物のこと｡
単なるペットにしろ動物タレントにしろ､人間の勝手で虐待されるくらいなら野生で暮らしたほうがずっと幸せなのだ｡(高橋)

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