ライバルは貫地谷しほり!?　ミムラが3年ぶりの主演映画「落語娘」で落語家に挑戦!!

女優のミムラ（みむら=23）が､夏公開の映画「落語娘」（中原俊監督）で女落語家に挑戦する､と「サンケイスポーツ」が報じた。

一昨年11月に世界的オーケストラ指揮者､金聖響氏（きむせいきょう=37）と結婚して以来､初の主演作で､ミムラは「今でも落語の夢を見る」と､すっかりハマったよう。昨今はドラマ､映画の影響もあり､若い世代にも落語が浸透。同作がさらにブームを加速させそうだ。

「落語娘」はその名の通り､落語家を目指す女性の物語。ミムラにとっては､平成17年2月公開の「着信アリ2」以来､約3年ぶりの主演映画で､結婚後は初。もちろん落語は初挑戦だ。

挑むのはポピュラーな前座噺「寿限無（じゅげむ）」や古典落語の人情噺「景清（かげきよ）」などで､ミムラは､指導した落語家､柳家喬太郎（やなぎやきょうたろう=44）から､「役者に教えるとは考えず､弟子にケイコをつけるようにやります。役のためにケイコをしているとは考えないで」と厳しくいわれ､立ち居振る舞い､話し方などを撮影１カ月前から猛特訓。

落語漬けの毎日を送り「撮影から半年たった今でも落語の夢を見ます」と振り返るが､その甲斐あって､メキメキと上達。「私自身､この映画で落語の楽しさ､深さを知ったので､落語好きの方々にはもちろん､落語を知らない人にも見てもらえたら」と､すっかり夢中になった。

製作サイドでは､今作でのミムラの起用理由を､「（平成15年秋に）演技素人ながらフジテレビ系ドラマ「ビギナー」のヒロインに起用されて以来､ほかの役者に追いつくため､ひたむきに努力してきた姿勢と､“潜在能力”の高さに以前から注目していた」と説明し､「想像以上の完成度」とミムラの落語家ぶりに太鼓判を押す。

放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」では､貫地谷しほり(かんじやしほり・22)が､同じく落語家を目指す女の子を熱演。昨春にはTOKIOの国分太一（こくぶんたいち=33）が落語家に挑んだ映画「しゃべれども　しゃべれども」が公開された。TOKIOが出演し､元日に放送されたばかりの日本テレビ系「大笑点」などの影響もあり､若者たちの間では「新鮮」「面白い」とにわかなブームになりつつある。

結婚して､新たな魅力を見せるミムラの演技とともに､この落語ブームの成り行きにも注目したい。(松野)

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