さんまが、ダウタン松本の「すべらない話」を、痛烈に皮肉った。「あれが面白いんだ～!?」

(03/05)

明石家さんま(あかしやさんま=52)が大人気テレビ番組「人志松本のすべらない話」を､「あれが面白いんだ～!?」と痛烈に批評する音声がYouTubeにアップされ､ネット上で議論をよんでいる。

さんまは､「お笑い芸人が『すべらない（おもしろい）話』をするのは当たり前」だから､こんな企画で番組が作られたこと自体が信じられない」と､疑問を投げかけている。

YouTubeにアップされた音声は､2月2日にMBSラジオで放送された､さんま司会の「MBSヤングタウン土曜日」で､レンタルビデオ店に行ったら「すべらない話」のDVDがたくさん置かれていたことを受けてのコメント。

｢人志松本のすべらない話」は､松本人志(まつもとひとし=44))が司会を務めるフジテレビ系トーク番組。毎回多数のお笑い芸人が登場し､サイコロで当った芸人がひたすら「すべらない(おもろい)」話を披露するというもの。

芸人達は「失敗してはいかん」というプレッシャーで極度に緊張。松本の決めゼリフ「いや～しかし滑らんな～」の後､またサイコロが振られ次に話す芸人が指名される。番組を収録したDVDも売れに売れ､シリーズ5作で150万枚を突破したという人気作。

さんまは､「う～ん､なんか不思議な気持ちになんねん。すべらない話をするようにしてんのが俺達やのになぁ､と思って。あれが企画になんのが変な感じ」とその感想を述べた。

そして､自分が司会をしている日本テレビ系トーク番組「踊る！さんま御殿」を例に出し､「とにかく､踊る御殿なんかでも全員､すべらない話もってきてるんですよ､実はね。考えたらそうなのよ」､とお笑い芸人が少ないのに､番組は盛り上がり､笑いに包まれていると言い放った。

このさんま発言に､ネット上では､「『すべらない話すんのが当たり前の商売』と言うが､実際のところは､テレビや何やで芸人がすべることはいくらでもある」「さんまさんらしい言い方ですね。でも､言わなくていい真理をあえて言うのが松本流」と賛否両論。

「2ちゃんねる」にもスレッドが立っていて､こんな意見も出ている。「タイトルにあえて『すべらない』がついている事に疑問を持ったと言う話なのでは」「だったら『爆笑～』とかいうタイトル全部駄目だろ」「さんまみたいな仕事のやり方は否定されてる気がするんじゃないかなあ。それはDXとかやってる松本にとっても諸刃の剣なわけで。だから､こんな企画がよく通ったと言ってたんだろうね」

さて､さんまと松ちゃんのお笑い論バトル､あなたはどう思う？(松野)