「着うた」の検索キーワードランキングをフルに利用した音楽業界の新戦略!?
(08/05)

ユニバーサルミュージックは今年上期(1〜6月)、CDの生産実績ベースのシェアを、前年同期の15.2%から17.5%に引き上げた。

なんだか難しいと思っている人にわかりやすく言うと、「ユニバーサルミュージック発のCDが、予想以上に売れちゃっていてウハウハだってさ」というわけだ。

その理由は、青山テルマ feat.SoulJaのシングル「そばにいるね」(1月発売)が今年上期のシングル首位となる44万枚を売り上げたこと。

そして、最新のオリコンアルバムチャートでも、2位にGReeeeNのアルバム「あっ、ども。おひさしぶりです。」(6月発売、現在の総売り上げ64万枚)、3位にはキマグレンのアルバム「ZUSHI」(7月発売)などが続き、いずれもチャートの上位は同社の新人が占めているからだ。

しかし、ことCDの売り上げが激減して音楽業界全体的な不振は変わっていないのに、どうしてユニバーサルミュージックだけが好調なのだろうか?

「デジタル配信とパッケージCDの共生が功を奏しましたね」と小池一彦社長兼COOは新人が次々ブレークする背景を分析。

「昨年からブレークしている当社の新人たちには、すべて共通点がある。それは、CD発売前、携帯電話の『着うた』の段階で、楽曲に飛びついたユーザーが多かったこと。その動向が当社の戦略や読みとは違っても、当社では『着うた』の動向次第でマーケティング戦略を変えるようにした。結果、ユーザーの反応に合致した展開ができていると考えています」

つまり、デジタル配信を単に収益の一部とみるのではなく、市場動向のデータとして活用したというのだ。

確かに、ez「着うたフル(R)」検索キーワードランキングでは、小池社長兼COOの言葉を裏付けるランキングが並んでいる。

1.何度も/青山テルマ
2.キセキ/GReeeeN
3.ブルーバード/いきものがかり
4.LIFE/キマグレン
5.告白/FUNKY MONKEY BABYS
6.崖の上のポニョ/藤岡藤巻と大橋のぞみ
7.泣かないで/羞恥心
8.スケルト・エイと・バンビーノ/夏恋
9.六本木〜GIROPPON〜/鼠先輩
10.SUMMER SONG/YUI

「着うた」のデイリーダウンロード数5000を分岐点に、この数字以上が連日続く新曲のCDには、徹底的に宣伝販促を強化。

例えばキマグレンの場合、シングル「LIFE」(5月発売)は4月からFM局でパワープレー(大量オンエア)を獲得。

6月にはKDDI(au)のCMソングに起用され、合計150万ダウンロードにもなり、同社は宣伝販促に加え、アーティストの露出強化に踏み切ったというわけだ。

「シングルが売れれば、収益の高いアルバムのヒットにつながる。デジタル配信とパッケージCDの共生という戦略で、新しいスターがどんどん生まれた今年上期を振り返ると、大成功といえる」と小池氏はこの戦略を振り返った。

となると、下半期にブレイクしてくるネクスト・アーティストが気になるところ。

7月9日にシングル「パノラマ」でデビューしたヨースケ@HOMEや、8月L日にシングル「君のすべてに」を発売するSpontania feat.JUJUらが筆頭格といえるだろう。

小池氏も「必ずヒットさせる」と自信をみせている。

さて、早速、着うたで聴いてみる?(古田鉄寿)



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