HG&RGがリングの上で血まみれに！？

プロレスラーとして活動中のレイザーラモン・HGが､なんとあの「インドの凶虎」タイガー・ジェット・シンとシングルマッチを戦うことになった！

3月18日に愛知県体育館で開催される「ハッスル22」でのことだ。しかも！　その直前の15日の「ハッスル21」では､相方のRGが露払いとして（？）シンと対決するというのだ。

ハッスルを「買収」してしまった高田総統の一方的な采配で､この無謀なマッチメイクが実現。

「僕らが100％流血するに決まっているじゃないですか！」と､RGは恐怖に震えている一方､HGは「私は流血しませんよ！　私が流血する時はアナルの許容を超えたペニスを持っているゴリゴリの男子とセックスしたときだけです～」と､テレビでは自粛中という下ネタ全開でノリノリだ。

RGは「時間いっぱい全力で逃げ切ります！　指一本触れさせません！　いいか！　全国のいじめられっ子に言いたい。逃げることはかっこ悪いことではない。いじめられそうになったら逃げろ！」と宣言。

HGは､シンが過去に新宿伊勢丹前でアントニオ猪木襲撃事件を起こしていることを踏まえ「住谷くんは伊勢丹メンズ館が好きと聞いてますからね。一番怖いのは単独ライブの日ですよ。伊勢丹のすぐ近くなので､3日に乱入されそうですよね」と､住谷＆出渕としてのライブの宣伝も忘れない。

そして､恐怖の対戦相手､タイガー・ジェット・シンもハッスルの公式Webサイトにメッセージを寄せている。

「HGとRGはコメディアンみたいだが､相手が女でも､年寄りでも一切関係無いし容赦は絶対しない。世界一恐れられているプロレスラーに挑戦しようとしている事がどれだけバカなことか教えてやる！　またひとつ約束しよう。リングはHGとRGの血で染まることになるだろう」と､なんともプロレス的本気モードなのだ。

このなんともプロレスらしいプロレス臭さこそ､まさにハッスルの目論む「ファイティング・オペラ」ということなのだろう。

総合格闘技に押されがちなプロレスだが､ヌルヌル秋山のような掟破りが横行する総合よりは､「らしい」演出で楽しませてくれるプロレスにこそ､見所はある､かも？（淺川）