さまぁ～ず･三村マサカズが若手芸人や吉本興業に激昂! お笑い界への不満暴露!

毎週金曜日25時00分～27時00分に放送中のTBSラジオ『金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』｡
テレビ､舞台で独自の活動を続けているバナナマンのシニカルでハイテンション､情熱的でクールなマニアックトークが聞けると話題の人気番組だ｡

そんな同番組の2010年10月22日に放送回には､さまぁ～ず･三村マサカズがゲスト出演｡
普段あまり明かされない三村マサカズのお笑い論が飛び出した｡

登場後いきなり､
｢バナナマンは今ぶっちゃけ､いくらもらってるの?｣
とハイテンションでスタート｡

バナナマンとの歴史を明かした後､三村マサカズは､
｢今､前線にいる人の中から､脱落者が年に2組くらい出てくる｡そういう歴史だもん､お笑いって｡つまんなかった人たちが必ず消えていくから､"おもしろ続けなきゃ"いけない｣
と徐々にヒートアップ｡

伝説の番組『内村プロデュース』(テレビ朝日系)に話が及ぶと､
｢『内P』って個人戦で､コンビでやる芸じゃない｡レギュラー放送の大喜利なら通常だいたい6､7人じゃん｡
そうすると考えてる『間』とか色々あって､みんな順番で出せるんだけど､たまに温泉ロケとかで20人くらいいる｡｣
と思い出したかのように話し始めた｡

その温泉ロケに1組の若手芸人が参加していたようで､
｢(回答に)無謀にも割って入ってきてたのね｡
1打席目､凡退するじゃない? スッとしらけるわけ｡
2打席目は『結果残さなきゃ』って慎重にならなきゃいけないじゃん､お題に対して｡
でもそいつらは『前に出ろ』精神だけ教わったのかな?
『はいッ!』つってガンって出して､またダメで｡もうアイツらで笑わない空気がスタッフの中に出来ちゃってて､なに出しても面白くない｡
もう4連続3振くらいしてる｡
で､そいつらにオレ直接言ったのかな､酔ったときに｡
『あの､打席立つのはいいけど､ほんとに素振り100万回したか? 家で』｣
と叱ったという｡

MCの内村光良は優しいようで､誰にでも分け隔てなく回答するように促してくれるというが､三村マサカズは自身を野球のヘッドコーチに例えながら､
｢横にいたヘッドコーチは裏で怒ってたよね｡『次､呼ばれなくなるよ』みたいな感じで言ったか言わないか｡言ってたケースもある｡｣
と告白｡

｢その人にも『せめて3割打ってくれ』と｡5回出して2回打ちゃ3割行く｡4割かな｡
だから『バット持たずになに打席立ってんだよ』と｡『自信がない中でもベストをおまえは本当にチョイスしたのか』と｡流れがこないときは､出せない何分かがあるのね｡でも『チョイスしてるのか?』自分の中で｡
で､案の定オンエアないのよ｡『スベッておもしろい』でもないから｡｣

その後も､三村マサカズは､溜まっていた若手芸人への不満をブチまけだし､
｢"おもしろポイント"の価格がめちゃくちゃ安い芸人がいるんだよ､たまに｡『オマエ歌うたってんな』『料理作ってんな』｡違う特技で食ってるヤツってのは､オレは危ないと思う｡2年後……｣
と明かし､
｢『オレ､イケてますよ』みたいな感じのフリをずっとしてるのがややこしい｡『どっちなんだよ! 正体あらわせよ!』ってイライラする｣
と続けた｡

ホリプロというと､お笑いにあまり特化していない事務所｡
そこから頭角を現したさまぁ～ずだからこそ､お笑いを甘んじる若手芸人に対して熱くなってしまったのかもしれない｡

また事務所ぐるみで若手を引き上げるような姿勢にも､
｢引っ張りあげてそいつが面白きゃいいけど､その実力になってなかったときは､そいつらの芽すら摘んじゃうから｡
5年後には面白くなるかも知れないヤツらの｡だから引っ張りあげるとかはイヤなの｡困るのはそいつらのような気がする｣
と"吉本興業"批判とも取れる発言で一蹴｡

更にテンションが上がる三村マサカズに対して､時間が迫ったようで､
｢お笑いの話しちゃうと止まんなくなっちゃうんだよね｣
と説明しながら､出演を終えた｡

芸歴20年を超え､第一線で活躍を続けるさまぁ～ず･三村マサカズ｡
彼のお笑いに対する情熱は､年を増すことに更に強まりつつあるようだ｡

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