ビブリア古書堂の事件手帖
[第7話]
02/25放送

栞子(剛力彩芽)は太宰治の「晩年」を抱え、病院の屋上にいた。
大輔(AKIRA)が駆けつけるが、笠井(田中圭)はハサミを持って、栞子に迫る。

笠井は「晩年」を手に入れるためならどんな犠牲を払っても構わないと言う。
すると、栞子がこんなことは終わりにしようと言って「晩年」に火を着けた。
それを見た笠井はその場に泣き崩れてしまう。

警察に捕まった笠井は大輔の接見を受け、祖父が「晩年」を手放したのだという。
それ以来、本を取り戻すことが使命だと感じるようになったらしい。

店に戻った大輔は栞子に、燃やした「晩年」は偽物だろうと指摘。
燃やすところを笠井に見せてあきらめさせるため、わざと呼び寄せたのだろうというのだ。
栞子は大輔もだましていたことを謝るが、自分の気持ちは分かってもらえないというのだった。

やがて、店に買い取り希望の須崎(井浦新)がやってくる。
須崎は足塚不二雄の「UTOPIA 最後の世界大戦」の買い取り価格を尋ねた。
藤子不二雄の無名時代の作品で、栞子は100万円単位になるだろうと答える。
すると、須崎は車を移動してくると店を出ていったまま戻ってこなかった。

栞子と大輔は須崎が書きかけた買取表の住所を頼りに、彼を訪ねていく。
無事に須崎の家にたどり着くと、そこで古書漫画のコレクションを見せられた。
亡くなったばかりの父(でんでん)が藤子不二雄コレクターだったという。

須崎はそのコレクションを栞子の言い値で譲ると言う。
だが「UTOPIA 最後の世界大戦」だけは形見として持っていたいと告げた。
その本を見た栞子は自分の店の値札で、2000円と書かれているのを見つける。

店に戻った栞子は古書に詳しい智恵子(安田成美)がそんな安値を付けるはずがないと言う。
そして、ここから先は単なる憶測だと言った上で、大輔に話し始めた。

20数年前、須崎の父親は「UTOPIA」が東京の古書店で売られていると知って見に出かけた。
だが、つい魔が差してしまい、それを万引き。それを押し入れのダンボールに隠していた。

後日、別の本をビブリア古書堂に売りに行った際、間違えて「UTOPIA」も持っていってしまった。
父親は、その「UTOPIA」だけ持って、店から飛び出てくると、そのまま帰宅。
智恵子は栞子と同じように、書きかけの買取表頼りに須崎の家を訪ねた。
そして、須崎の父が「UTOPIA」を万引きしたことを突きつけ、取引を持ちかけたのだろう。
「UTOPIA」は自分が2000円で売ったことにして、他のコレクションを譲れと迫ったのだ。
ビブリアでは値札を本に貼ることになっていたが「UTOPIA」には挟まれただけだったのだ。

栞子は母親はそういうことをする人間なのだと言う。
そんな彼女は10年前から、行方不明になっているらしい。
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キャスト
篠川栞子 / 剛力彩芽(ごうりきあやめ)
鎌倉でひっそりと古本店「ビブリア古書堂」を営む店主。内向的で極度の人見知りだが、古書についてはとたんに雄弁になる。
大輔 / AKIRA(あきら)
古書堂で働くことになる楽天家のフリーター。
文也 / ルイス・ジェシー(るいすじぇしー)
栞子の弟の高校3年生。
志田肇 / 高橋克実(たかはしかつみ)
せどり屋。
佐々木亜弥 / トリンドル玲奈(とりんどるれいな)
小菅奈緒 / 水野絵梨奈(みずのえりな)
笹井菊哉 / 田中圭(たなかけい)
横田奈津美 / 北川弘美(きたがわひろみ)
藤波明生 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
/ 内田篤人(うちだあつと)
ハローワークの相談員。

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