3年B組金八先生〜2007
[第4話]
11/01放送

里中憲太郎/サトケン(廣瀬真平)は父親の和彦(小宮孝泰)から大好きな野球を取り上げられ、部屋に引きこもったままだった。そんなサトケンに和彦は内申にひびくから学校に行けと怒鳴る。

坂本金八(武田鉄也)は深夜に帰ってきた娘の乙女(星野真理)に、「仕事のお付き合いなら仕方ないけど、物騒だから早く帰ってこい」という。すると乙女は、自分にはつきあっている人がいて、今もその人と一緒だった、同じ学校に勤める10歳年上のバツイチ男・湯山(蟹江一平)と交際していることを告白する。
そんな乙女に金八は結婚について説こうとするが、乙女は湯山とは一緒に暮らしたいけど、結婚はしないときっぱり言う。乙女の強い気持ちを知った金八の心は複雑だった。

学校でもそれを引きずっている金八に、同僚の乾(森田順平)や本田(高畑淳子)は「たまにはパーっといきましょう」と誘う。
その日、サトケンの幼なじみである諏訪部裕美(山田麗)から「サトケンの様子がおかしい。メールの返事がこない」という話を聞き、大西悠司(布川隼汰)も「昨日の夜、河川敷でサトケンを見た」と言っていた。心配した金八は里中家を訪問するが、事情を知られたくない母親・恵美(広岡由里子)には「風邪は長引きそう」と言われる。しかし、金八はサトケンの部屋の前に行き、「先生と話をしよう。せめて顔ぐらい見せてくれ」と声をかけるが、サトケンはなにも話そうとはしない。
帰り際、父の和彦が帰ってきたが、和彦は「来週から学校にいかせますからご心配なく」と言い放つ。

そのことを乾に相談すると、乾から、野球の名門・明和大高校からスカウトが来たとき、本人ではなく父親がその場で断ったことを聞かされる……。
一方で、話が乙女の方にいくと、金八は乾と本田にグチを言った。

翌日もサトケンは休みだった。金八は3Bの生徒たちに、サトケンについて知っていることを教えてくれと呼びかける。
帰り、裕美がサトケンのところに行こうとすると、北山大将 (亀井拓)も一緒に行くと行き、一緒に訪ねた。が、やはりサトケンは出てこなかった。

その夜、金八は、昔からサトケンの親子を知る裕美の両親(石倉三郎・東啓子)に会うため、寿司政へ向かう。そこで金八は、サトケンは昔から野球小僧で、父親の方がとても野球に関して熱心で応援していた、しかし、最近、信用金庫の支店長代理になってからは仕事の話ばかりになってしまったと聞く。

翌朝、大将が裕美の父親のことを「ヤクザ」だとからかった。昨日、裕美の家に行ったとき、包丁で脅されたのだ。「少しいたずらがすぎるぞ」と注意をした金八に、大将は「親なんてウゼエだけだ」と言い放つ。大将の地父親は酒に酔って大将を殴り、母親はそれを見て見ぬふりをするのだという。すると、ほかの3Bの生徒たちも、「親は自分のことしか考えてない」「ウザイ」など口々に言った。
そんな生徒たちに、金八は、「お父さんとの一番最初の思い出を教えてください」と尋ね、それを聞きながら、山上憶良の句を紹介していく。そして、父親は娘のことを本当に心配しているんだと、自分のことを重ねながら、みんなに語るのだった。

放課後、大将は裕美に謝ろうと、寿司政に行く。裕美は不在なため、帰ろうとしたが、裕美の父はそれを呼び止め、大将に寿司をふるまう。「やべえ、超うめえ!」という大将に裕美の父は微笑みかけた。

帰り道、金八は河川敷を通り、いまだ姿をみせぬサトケンのことを思っていた。
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キャスト
本田知美 / 高畑淳子(たかはたあつこ)
坂本金八(さかもときんぱち) / 武田鉄矢(たけだてつや)
東京都足立区立桜中学の3年B組担任。国語・・・
坂本乙女 / 星野真里(ほしのまり)
北尚明 / 金田明夫(かねだあきお)

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