臨場
[第3話]
04/29放送

遺体は比良沢という男性。団地の自転車置き場で変死体となって発見された。そして、なぜか彼のタイヤがパンクさせられている…。
検視を始める倉石(内野聖陽)は、小型のナイフにより刺殺。犯人は左利きと倉石は断定する。
そんななか、団地内の物置小屋に隠れていた容疑者と思われる男(河西健司)を留美(松下由樹)の顔見知りの刑事・佐倉(小野武彦)が確保する。佐倉はあと数ヶ月で定年を迎えるベテラン刑事。留美が交通課に勤務していたときの知り合いだ。

倉石は咄嗟に連行される男に向かってトマトを投げると、男は右手でキャッチした。
「俺のとは違うな」倉石が口にする。

男は近頃たびたび団地内で目撃されていた。凶器の小刀にも男の指紋も検出されている。
しかし、倉石は男の無罪を確信していた。

さらに現場に残されていた血痕のDNAの型が男のものと一致した。それを聞いた男は自供を始める。
近くの公園で寝泊まりするホームレスで、名前は深見という。
昔は、妻子もいてホテルで働いていたが、その後、子供の血液型が2人と一致せず、妻の浮気を疑った深見が妻を殴る蹴るの暴行。そののち離婚したという。離婚後は一人暮らしをしていたが、50歳を前にホテルをリストラされホームレスになったそうだ。

倉石はどうしてもDNA検査の結果が納得できない。科捜研の技官に激しく抗議し、別の鑑定方法を行うよう迫る。

「深見が犯人ではない」倉石がそう言っていると留美から聞いた佐倉は激怒する。
倉石が中華店でラーメンを食べているところに乗り込み、「35年間の刑事人生を馬鹿にするのか!?」激怒する佐倉だったが、「倉石が見立て違いをしたことがない」と留美に言われ、あらためて事件を調べ始める。

一方、倉石は深見が生活をしていたビニールハウスを調べなおしていた。そこで、倉石は「DNA」について書いてある新聞に目を留める。その新聞だけ去年の古い新聞だった。

後から駆けつけた佐倉は、倉石が「DNA」の記事に注目していたことを知る。
現場100回――佐倉は再び、事件のあった団地に足を運んでいた。
すると、団地からどこかで見た顔の女が出てくる。どこであったか――佐倉が女のあとをつけると、女は、倉石がラーメンを食べていた中華店に入って行くではないか。
そこで佐倉は女が深見の別れた女房・坂上恭子だと気づいた。

その夜、佐倉が坂上の家を訪ねると、騒ぎを聞きつけた息子・ユウサクが部屋から出てくる。慌てて玄関を閉める恭子は、「息子は今大事な時だから、今さら深見の話をしないでほしい」と言う…。息子のユウイチは昨年、就職内定を取り消され、現在、引きこもりの状態だという。

そんななか、検視官室に科捜研の技官がやってきて、「別のDNA検査を試したら、倉石さんの言うとおり2つの血液型が出た」というのだ。
それを聞いた留美と佐倉は、倉石がいるバーへと急いだ。しかし、そこには既に倉石はおらず、DNAに専門家の先生が酔い潰れていた。
その先生が言うには、ごく稀にB型とO型の夫婦からA型の子どもが産まれることがあることを聞く。

佐倉は留置所の深見と面会。
「深見、ユウサクはお前の本当の息子だな? 話してみるか?」と問いかける。
すると深見は涙を流しながら真実を語りだしたのだ――。

深見は新聞でB型とO型から稀にA型の子どもが産まれること、それを検査してくれる民間機関があることを知った。
DNA鑑定には息子の毛髪が必要だったため、深見は坂上親子の住むアパートの周辺を2週間近くうろついていたのだ。
ところが、ユウサクは引きこもって部屋から出てこない…。

ところがある夜、ユウサクが外に出てきたのだ。
慌てて後をつけた深見が見たのは、ユウサクが、比良沢の自転車のタイヤにナイフを突き立てパンクさせているところだった。
その時、アパートへ帰宅してきた比良沢と鉢合わせに。そこでユウサクは比良沢を刺して逃げたのだ。
深見はユウサクを止めようとしたが、突き飛ばされて逃げられてしまった。

そこで深見は、自分が息子の身代わりになろうと決意したのだった…。




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キャスト
倉石義男 / 内野聖陽(うちのまさあき)
警視庁刑事部鑑識課の検死官。死体の目利きに関しては他の追随を許さないほどの鋭さを持ち、わずかな傷跡や証拠の矛盾も指摘する。口癖は、他人の見立てに対しての「俺のとは違うな」。組織にとらわれない豪放で破天荒な性格で、上司にも平気で楯つくため、上層部からは疎まれがちだが、一方で信奉者も多い。
趣味はガーデニングと家庭菜園。かつては結婚していたが、離婚してからは独身のままでいる。
小坂留美 / 松下由樹(まつしたゆき)
警視庁刑事部鑑識課の検視補助官。元は交通課で白バイ隊員として、真面目に働いていた。引き逃げ事件で倉石と知り合い、彼の犯人逮捕に導いた見事な見立てと、死者を身内のように悼むその仕事ぶりに惹かれ、倉石のもとで働きたいと志願の末、検視補助官へ。本気で検視官を目指しているため、一ノ瀬の態度が気に入らないでいる。
立原真澄 / 高嶋政伸(たかしままさのぶ)
警視庁刑事部捜査一課の管理官。捜査一課の精鋭チームを率いており、敏腕捜査官として過去に数々の難事件を解決している。倉石とは同期で互いに力を認め合っているはずだが、常に対立しており、典型的な倉石の存在を疎ましく思っている幹部の一人となっている。
小松崎周一 / 伊武雅刀(いぶまさとう)
警視庁刑事部刑事部長。倉石や立原の上司。厄介者ではあるが、確かな見立てをする倉石を買っており、倉石を移動させろという圧力にも屈服せずにいる懐の深い上司。
一ノ瀬和之 / 渡辺大(わたなべだい)
警視庁刑事部鑑識課の検視官心得。一流大学を卒業後、警察官になり、準キャリアとしては異例の早さで出世する。その後、捜査一課の立原管理官から“検死官心得はエリートコースだ”と勧められ、現在の部署へ。万事をそつなくこなし出世欲も強いため、この役職に長居するつもりもなく、その態度が小坂からは疎まれる。しかし、倉石と関わることによって、人間的な変化が徐々に生じていく。

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