妖怪人間ベム
[第8話]
12/10放送

自分が生み出されたであろう研究所を捜索するベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)。そんななかベロがビンを落としてしまい、思わず声を上げた。

そこにやってきた名前の無い男(柄本明)は3人を見ると「悲観する必要はありませんよ」「もうすぐ人間になれますから」と告げる。

「おいら達を人間にしてくれるってこと?」ベロが尋ねると、男は「それは正しくもあり間違いでもある」と言い、その時が来れば分かると言い姿を消すのだった。

「もうすぐ人間になれる」3人は夏目(北村一輝)にも知らせようと警察署に向かった。ところがそこで夏目が入院していることを知る。

夏目は通り魔に襲われたらしい。幸い命に別状は無かったが、夏目は自分の事よりベムたちのことを心配していた。そんな夏目の姿を見て、3人は早く犯人を捕まえるようと決意する。

夏目は襲われたときに、犯人のボタンを奪い取っていた。「これを調べれば犯人はすぐに特定できるでしょう」と夏目は言った。しかし夏目は犯人を捕まることよりも5年前に家族が遭った事故の真相を知りたがっていた。

それからすぐ、夏目を慕う人たちが集まって、ベムたちの捜査の協力をしてくれる。ベムたちは犯人について調べた。

3人が犯人探しの中間報告をしに夏目の病室へ行くと、夏目は「じつは犯人が誰だかわかっている」というのだ。そしてその犯人に、5年前に息子が事故を見せかけて殺されたという。「あれは事故じゃない」と言ったのは名前の無い男だった。男は夏目に真相を告げるが、その後「あなたの目、何だか渇いていますね。だが……私は必要ないようだ」と言うと消えてしまったという。

夏目は「自分が犯人に復讐してしまうのが怖い」とベムたちに告白する。それを聞いたベムたちは「そんなことはさせません」と夏目を勇気付けた。

夏目の息子を殺したのは東郷だった。

夏目は東郷を見つけると、馬乗りになって殴りつけ犯人の言葉を聞いて拳銃を出した。それを見たベムは“夏目が罪を犯すなら自分がその男を殺す”と言い、妖怪の姿になって東郷を締め上げる。我に返った夏目はベムに止めるように諭した。

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キャスト
ベム / 亀梨和也(かめなしかずや)
3人のリーダー格で、普段は丁寧な物腰の紳士。
妖怪人間の中で最も戦闘力が高く、悪魔・妖怪・悪霊と戦っていく。
ベラやベロが理解出来ない悪霊や怨念の「生い立ち」を理解している。
口数が少なく、必要以上に喋らない。
ベラ / 杏(あん)
女性の姿をした妖怪人間。
戦う相手に笑いながら啖呵を切るなどサディスティックな一面があるが、ベロには母性的な優しさを見せることも。人間について懐疑的なところがあり、ベムとは逆に悪い人間が相手の場合に戦う。

ベロ / 鈴木福(すずきふく)
10歳前後の子どもの姿をした妖怪人間。一人称は「おいら」。
好奇心が強く何にでも首をつっこむため、よく事件に巻き込まれる。人間の子どもと友達になりたがっている。
心優しい性格のため戦闘力も低く、時として普通の人間にすら負けてしまう。
夏目章規 / 北村一輝(きたむらかずき)
妖怪人間3人と交流を深めていく刑事。
刑事としては一流だが、心優しく家族思いがゆえに上司や部下にバカにされがち。
緒方小春 / 石橋杏奈(いしばしあんな)
緒方教授の孫。
周囲の人に心を閉ざしがち。
ベムたちと出会い、次第にその心が変化していく。
夏目優以 / 杉咲花(すぎさきはな)
夏目刑事の娘。ベロにとってお姉さんのような存在。
心優しい女の子。
夏目菜穂子 / 堀ちえみ(ほりちえみ)
夏目刑事の妻。辛いことがあっても笑顔で家族を支えている。
母親を知らないベムたちにとっての母性。

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