インテル、王者バルサを破る!! モウリーニョ監督率いるインテルの猛攻を前に王者は･･･

20日(日本時間21日、以下現地時間)に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグ第1戦のインテル対バルセロナ戦は、天才軍師モウリーニョ率いるインテルが3-1で昨季王者バルサに勝利した。

これまでチャンピオンズリーグの準決勝において一度もホームゲームを落としたことのないインテル。
一方、火山の影響でバスでの移動を強いられたバルサ。
しかし、先制点を手にしたのは長旅の疲れを全く感じさせない王者のシュートだった。
前半19分、左サイド深くまで突破した元インテルのマクスウェルがゴール前へ折り返すと、フリーのペドロがシュートを決める。

ホームの意地があるインテル。30分を迎えようとしたとき、エトーの右サイドからのパスをゴール中央で受けたミリトーがフリーのスナイデルへ。左から同点ゴールを決める。

後半に入っても勢いの止まらないインテル。
48分にはパンデフからのボールを受けたミリトーが右サイドを突破してマイコンへパス、絶妙なトラップからマイコンが逆転の一撃を加える。
当然バルサも黙ってはいない。メッシ、ブスケツがインテルのゴールを脅かすが、GKセザールが見事にこれを阻止した。
そして61分。ミリートのダメ押しのヘディングシュートでインテルの勝利は確実なものとなった。

圧倒的な攻めの姿勢で王者を打ち破ったインテル。
試合後、モウリーニョ監督はUEFAの公式サイトで次のようにコメントしている。
「選手に対しては褒め言葉しか見つからない。彼らのパフォーマンスを誇りに思う。チームは一体になっているし、夢を持っている。その夢の実現のために今後も全力を尽くす。バルセロナでの試合で、すべてが決まる。マドリードでの決勝に進むか、誇りを持って欧州の舞台から去るかのどちらかだ。決勝に進む可能性は 50パーセント。第1戦の前と変わっていない」。

対して、完全に追い込まれた王者バルサ。史上初の2連覇達成は28日の第2戦に懸かっている。

(2010年4月21日)

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