1次リーグ最大の山場、オランダ戦!! 岡田監督「勝つ可能性は0ではない!!」〔W杯〕

サッカー日本代表は17日、ベースキャンプ地ジョージで冒頭15分以外を非公開として練習を行った。
約50分後に再公開されたが、そのときはすでに自主練中。カメルーン戦後初の非公開練習に、岡田監督が具体的なオランダ対策を行ったものと考えられる。
19日のオランダ戦に向けて指揮官は、「勝つ可能性は0ではない」と話し、勝ちに行く姿勢を強調した。

選手のやる気を大事にしたい―
E組最大の敵、オランダとの対戦を間近に控え、岡田監督が"勝ち点3"を狙いにいく姿勢を明らかにした。
「選手の意欲が高いし、やる気がすごい。それを大事にしたい。始まる前から同点は考えない。勝つ可能性は0ではない。まずは勝ち点３。選手がそう言ってるのに、監督が得失点差というわけにもいかない。まずはその勢いを出させたい」（デイリースポーツ）
カメルーン戦での勝利に加速した選手たちの勢いに指揮官が乗った。
デンマークはオランダに0-2で敗北しているため、19日のオランダ戦で引き分けや、1点差負けでも、1次リーグ突破に有利な日本の姿勢は変わらない。
だからこそ指揮官は「自分たちの良さを出して、相手の弱点をつければいい」と選手たちが思い切ったプレーをできるよう、勝ちへのこだわりを示した。

昨年9月の対戦ではプレスが続かず、後半に3失点。激しく消耗し、終盤に一気に崩される危険もはらんでいる。
しかし、「前に出ることが必要」とFW岡崎。
DF駒野も「やるからには勝ちたいし、オランダとぶつかり合いをしたい。勝てば大きく前進するから」と語気を強めた。

カメルーン戦も選手の自主性を尊重して金星を得た岡田監督。
「流れによってドロー狙いもあるかもしれないけど、最初からその戦いをするとデンマーク戦に響く可能性がある。半分理想主義者で、半分は現実主義者です」
番狂わせの勢いのままに、強敵をも踏み台にしてみせる。

(2010年6月19日)

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