前回準優勝の面影なく・・・ フランス1次敗退〔W杯〕
22日に行われたW杯1次リーグA組、フランス対南アフリカ戦。
前回準優勝のフランスは開催国南アフリカに1-2で敗れ、1分2敗勝ち点1でA組最下位が決定。
内紛で揺れたチームに強豪国の面影はなく、冷めたムードの中、1次リーグ敗退となった。

前半20分、南アフリカの右CKからMFチャバララが上げたクロスに、DFクマロが相手DFディアビの頭越しにヘディングを決めて先制点。
そのあと25分にMFグルキュフがMFシバヤの首に肘を当てて一発退場となると、37分にディアビのクリアミスからMFムフェラが2点目を決める。
後半25分にDFサニャ、FWリベリとつないでFWマルダが今大会チーム初ゴールを挙げたが、遅すぎた反撃だった。

史上最弱の開催国とまで呼ばれた南アフリカに敗北しても、悔しがる選手はいなかった。
1次リーグ最下位の事実にも、冷めたチームが落胆する様子はない。

0-2で敗れた17日のメキシコ戦で、ハーフタイムにFWアネルカがドメネク監督と対立し、暴言を浴びせていたことが19日付けの地元紙で報道された。
協会はアネルカを追放処分としたが、これを不服とした選手達は20日の練習をボイコット。
チームに入った亀裂はサルコジ大統領が介入する異例の事態にまで発展した。
練習は21日に再開したが、溝が埋まることはなかった。
南アフリカ戦前日の会見でドメネク監督は選手達のボイコットに対し、「愚かな行為だ」と批判しながらも「謝罪は求めない。イメージを回復するにはピッチで結果を出すしかない」と試合での奮起に期待した。
普段は同席しているDFエブラ主将の姿はそこにはなかった。

試合はメキシコ戦から6人もの先発選手を入れ替えてスタートした。
ベンチスタートとなったのは、エブラ主将をはじめ、DFアビダル、MFゴブ、MFマルダら、アネルカ追放に強く反発したメンバーたちだった。
急造の先発メンバーに、グルキュフの退場も加わったチームに、もはや勝利を引き寄せるだけの力はなかった。

04年の就任以後ドメネク監督は選手との確執が絶えず、今大会前にもマルダとの衝突が取りざたされた。
08年の欧州選手権でもチームは1次リーグ最下位で敗退している。
求心力のない指揮官を続投させた協会側にも責任を問う声は大きい。

「説明することはない。精神状態の問題だった。今の気持ちは悲しく残念。ポテンシャルの高いチームだけに、後継者の成功を祈りたい」
1-2で敗れた試合後の会見で、今大会限りで退任する指揮官はこのようにコメントし、失意の中、監督としての6年間に幕を下ろした。
(2010年6月23日)
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