アンリが大統領と密談!? 仏政府が代表再建に介入か〔W杯〕
内紛の末崩壊したフランス代表の再建に向けてフランス政府が動いた。
23日、南アフリカから帰国した厚生スポーツ大臣であるロゼリン・バシュレ女史は国民議会の際に、
「本来なら、政府がサッカーに介入するべきではない。それはフランス・サッカー協会の仕事」とした上で、
「しかしフランス代表の悲惨な状況に気づかずにはいられない。そこでは、精神的に未熟な"親分たち"がおびえた少年たちに命令を下し、途方に暮れた監督は全く権威を持たず、協会は追い詰められている」と険しい表情で演説。
体制の立て直しに国が働き掛ける構えであることを示唆した。

また24日には、ティエリ・アンリがフランス大統領のサルコジ氏と会談を持った。
フランス代表は同日の正午前に帰国したが、アンリはサルコジ氏と話し合うため、空港から政府の車で直接、大統領官邸に移動。
午後に行われた会談の内容はいっさい明かされていないが、政府のスポークスマンによれば、大統領との会談を要請したのは、政府側ではなくアンリの方だと言う。

22日の敗戦後、協会会長のエスカレット氏は、ドメネク監督を続投させた責任を取って辞任するかと聞かれ、
「ローラン・ブランとともに代表を再建する。わたしはブランに信頼を寄せている。彼はわたしが連れてきた監督だ」と発言。
辞任の意図がないことを明言していた。
しかし、バシュレ大臣は協会会長は辞任すべきかと聞かれ、
「辞任してほしいとは思わないが、会長がその座を去るのは避けられないことだと思う」ともコメントした。

通常、協会の重役会を解散させる力を持つ外部団体はないが、協会はスポーツ省の傘下にあり、政府が異例の介入を決めればそれは可能となる。
批評家の中には「政府のスポーツへの直接介入が、決して良い結果を生んだことはない」と言う者もいるが、
「もし介入しなければ、協会はこれまで同様続けていく。そのため政府は今、介入を余儀なくされているのだ」という意見も少なくない。

政府の介入によって今後フランス代表はどうなるのか。悪い方に転がらなければいいのだが。
(2010年6月27日)
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