闘莉王､現役続行を決意!! 病床の父に背中を押され

15日､日本代表DF闘莉王が､所属するJ1名古屋の練習に合流した｡
一時は引退を真剣に考えたという闘莉王だが､Jリーグ復帰の記者会見で｢プロとして､やらなければいけない｣と現役続行の決意を表明｡
燃え尽きた闘将が再び熱い火を灯した｡

W杯南アフリカ大会で4試合全てにフル出場し､日本の16強入りに大きく貢献した闘莉王｡
大会後は､｢やりつくした感じがする｡今後何にチャレンジすればいいのか､それとも､やめるのか｡わからない｣として､引退を示唆するような発言を残していた｡

しかし､闘将は再び立ち上がった｡
心臓病で入院していた父･隆二さんを見舞うために故郷のブラジルに渡っていた闘莉王は14日に帰国｡
名古屋の練習に合流すると､J1復帰の記者会見で､その心境を語る｡

｢父がああいう状況で苦しんでいるのを見て､正直に言うと本当にサッカーをやめようと思った｣

しかし､

｢(その父に)『もう一回頑張ってこい』と言われ､僕もプロとしてやらないといけないと思った｣

｢(南アフリカ大会は)本当に素晴らしい大会だった｡あのピッチに立てたことを誇りに思う｣

｢(今は)半端な気持ちじゃなく､思い切ってサッカーをしたい｣(サンケイスポーツより)

この2週間｡悩んで､悩んで､悩み抜いて｡
涙を浮かべて話す言葉､その目に､もう迷いはない｡
立ち上がった闘将は､新たな決意を胸に､再び戦いの舞台に身を投じる｡

(2010年7月16日)

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