｢もう帰るわ｣元･W杯仏代表ドメネク監督､1次途中に帰国準備していた!?

W杯南ア大会といえば､前回準優勝ながらも､最下位で1次リーグ敗退となったフランスの｢内紛劇｣が有名だが､
内紛の中心にいたドメネク監督(当時)が真相を曖昧にしたまま退任したため､未だ全貌は明らかになっていない｡

そんな中､14日付のフランス･レクスプレス誌が新たな事実を掴んだとして､その内容を報じた｡

同誌によると､内紛が表ざたになった6月20日､練習をボイコットした選手たちの声明文を報道陣の前で読み上げた監督はホテルに引き上げサルコジ大統領と電話で話したという｡
情報源は大統領府の｢顧問のひとり｣､という話だが､どちらから電話をかけたのか､何を話したのか､という部分は明らかにされていない｡
しかしその後､ジブリル･シセをはじめとする数人が､全員を代表して謝罪したいと監督の部屋を訪れた際に､
なんとドメネク監督は部屋の荷物をまとめ､帰国の準備をしていたという｡

選手たちの謝罪を受けてか､あるいは他の要因があってか､帰国を思い留まった理由は定かではない｡
しかし1つだけ明らかなのは､練習ボイコットに大会ボイコットでやり返すような､幼稚なやりとりがあったと言われても､
納得できてしまうのが今回のフランス代表だったということだろう｡

(2010年7月19日)

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