ドジャース･黒田､日本球界復帰か!? 巨人･阪神の争奪戦再び

今オフの主役は早くも黒田で決まりか｡

米大リーグ･ドジャーズに所属する黒田博樹投手が来季､日本球界に復帰する意思を固めていることが分かった｡

愛着のある古巣･広島に戻ることが有力視されるが､2006年にフリーエージェントになった際､獲得に動いた巨人や阪神だけでなく､資金力豊富なソフトバンクなどが争奪戦に加わる可能性もある｡

2007年に3年総額3520万ドル(当時のレートで約40億円)でドジャースに移籍した黒田は今季が契約最終年｡

ドジャースのネド･コレッティGMは､
｢来季もプレーしてほしいと思っている｣(サンケイスポーツより)
とコメントしているが､
｢黒田が日本に戻りたいと言っている｡おそらく､そういうことになるだろう｣(同)
と球団関係者が明かしており､日本に戻ることに支障はない｡

日本時代から好投しても打線の援護に恵まれないことで有名だった黒田｡

それはメジャーに移っても変わらず､今季は初の2ケタ勝利を挙げているものの､メジャー3年間の通算成績は27勝29敗と負け越している｡

それでも､完投能力が高く大崩れしない黒田への評価は高い｡

現在ドジャースは､ナ･リーグ西地区で首位のパドレスに8ゲーム差の4位｡

プレーオフ進出の可能性がわずかに残っているため､黒田は日本復帰について､
｢今はここで､目いっぱいやることしか考えていません｡(来季のことは)全然決めていない｣(同)
と話すにとどまった｡

黒田だけでなく､上原や岩村も日本球界復帰を示唆しており､シーズンが終わっても熱い戦いが続きそうだ｡

(2010年9月7日)

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