松井秀喜の移籍先にアスレチックス浮上!! ｢嫌じゃない｣と松井もノリ気!?

米大リーグ･エンゼルスを今季限りで退団することが濃厚となっている松井秀喜外野手の移籍先としてアスレチックスが浮上した｡

29日､松井は今季ホーム最終戦に延長十回代打で登場し敬遠四球で出塁｡
約2ヵ月ぶりの左翼守備も無難にこなし､チームの勝利に貢献した｡

これに合わせるように､29日付の『サンフランシスコ･クロニクル』(電子版)がアスレチックスが松井に興味を示していると報道｡

同紙は松井のエンゼルス残留の可能性が低いことを指摘し､アスレチックスのオーナー､ルイス･ウォルフ氏を直撃｡
同オーナーは､松井がエンゼルス退団でフリーエージェントになった場合､今季の年俸600万ドル(約5億円)よりも低い､1年500万ドル(約4億1700万円)くらいでもサインするだろう､と語ったという｡

この報道に松井は､
｢サンフランシスコはアジアのコミュニティーもある｡球場は広いけど､別に嫌ではない｣(サンケイスポーツより)
とこれまで移籍に関して多くを語るとはなかった中､前向きともとれる発言をした｡

エンゼルスと同じア･リーグ西地区に属するアスレッチクスは今季､深刻な長打力不足に泣き､現在地区3位｡
チーム最多の本塁打はケビン･クーズマノフ内野手の15本で､他に2ケタ本塁打を放っているのは､いずれも12本のカート･スズキ捕手､ジャック･カスト外野手の2人だけだ｡
不振期こそあったが､20発82打点を挙げている松井のパワーは魅力的だろう｡

かつてアスレチックスの印象を､
｢若くていい投手がそろっているし､打線にいい打者がひとり入ったら強くなる｣(同)
と語っていた松井｡

去就問題の本格化はワールドシリーズ終了後の11月以降と見られているが､自身の言う"いい打者"になる覚悟は既にできているのかもしれない｡

(2010年10月1日)

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