サッカー､｢韓日戦｣表現のフジテレビに｢反日｣的だと批判殺到!?

ザッケローニ監督の初陣として注目を集める､アルゼンチン戦(8日)と韓国戦(12日)｡
しかし､ネット上では少し違ったところに話題が集まっている｡

今月5日に放送されたスポーツニュース番組『すぽると!』(フジテレビ系)でのこと｡
ネットユーザーが飛び付いたのは､番組冒頭､平井理央アナの､
｢1週間後に迫ったサッカー韓日戦｡今夜からカウントダウン企画として･･･｣
という発言｡

韓国戦は敵地･ソウルで行われるとはいえ､あまりに不自然な｢韓日戦｣という響きにネット上では､
｢日本人ならこんな間違いはしない｣
｢自国を先に表記するのが世界の常識｣
｢反日｣
といった批判的な意見が多く見られる｡

一般紙やスポーツ新聞では､日韓戦という表記のほかに､サッカー日本代表のニュースという文脈の中に｢韓国戦｣と書かれていることも多い｡
しかし､｢韓日戦｣と表記しているのは､朝鮮日報や中央日報の日本語版など韓国メディアぐらいだ｡

NHK広報部によると､
｢試合開催の場所などにかかわらず『日韓』戦というように､基本的に日本側を先に表現しています｣(J-CASTニュースより)
という｡

一方､｢韓日戦｣という表現を用いたフジテレビ広報部は､
｢ホームとアウェーを明確に表記したい､と以前からホームチームを先に表記しており､『韓日戦』という表現も以前から使っていた｣(同)
と説明した｡

実際にネット上では､
｢『韓日戦』で問題ないのでは｣
｢違和感ない｣
といった意見も見られるが､米国であった野球の国際大会ワールド･ベースボール･クラシック(WBC)で､日本代表と米国代表が戦った際､｢米日戦｣と表現しただろうか｡

フジテレビには放送翌日の6日時点で､
｢どうして『韓日戦』という順番なのか｣
｢日韓戦というべきだ｣
という電話が数件寄せられているという｡

同じアジアのライバルとして､"宿命の対決"という言われ方もされる日韓戦｡
早くも戦いは始まっているということか｡

(2010年10月7日)

その他のSOCCERニュース