"今日は"わざとじゃない!? 問題児･大久保嘉人の悲しき誤審伝説!!

故障から復帰し､17日の横浜Fマリノス戦で久しぶりにリーグ戦に出場したW杯南アフリカ大会代表FW大久保嘉人｡

J2降格圏に沈むチームの起爆剤と期待されたが､見せ場をつくるどころか後半39分に横浜･小野へのファールで一発退場｡
ボールのないところで接触したことが主審に乱暴な行為と判定されたようだ｡

これでJリーグ歴代3位の10度目の退場となった大久保は試合以後､
｢(反則が多い)イメージは絶対あると思うけど､イメージでやられると困る｣(スポニチアネックスより)
と怒りを通り越し､苦笑いするしかなかった｡

確かに､過去の大久保は審判に対し､
｢ボケ!｣
｢かかってこい!｣
｢金もらってんのか!｣
と暴言を吐いたり､キャバクラで寿司を投げたと新聞に書かれたりと､精神面のコントロールが課題とされてきた｡
しかし､そんな大久保も日本代表に定着するようになると責任感が生まれたのか､ラフプレーは年々減少している｡

それでも､本人が自覚しているように､過去のイメージでファールをもらうことはいまだに多い｡

2009年の天皇杯3回戦では､ヘディングで競った際に相手の頭に左手が当たり一発退場｡
試合後の大久保は､
｢偶然も偶然｡手は当たったけど故意じゃない｣(スポーツ報知より)
と憮然とした表情でコメントした｡

同じく2009年のリーグ戦では､自身のファールで試合が止まっている間に給水｡
その水が主審にかかってしまい､ファールへの｢異議｣とみなされイエローカード｡
試合後の大久保は､
｢異議と言われた｡もうええでしょ｡その話は｣(ニッカンスポーツより)
ともはやコメントすらしなくなってしまった｡

ここまでくると同情したくもなるが､17日の退場について､
｢いろいろ退場してきたけど､あれはない｡今日はわざとやってない｣(サンケイスポーツより)
と弁明した大久保｡

"今日は"という言葉がやけに引っかかるが･･･

退場から一夜明けた18日､大久保は問題のシーンのビデオを添えた意見書をJリーグ審判委員会に送付｡
｢罰は受けるけど､(主審は)間違いを認めてほしい｣(スポーツ報知より)
と懇願した｡

大久保が"今日は"わざとじゃないと認めただけに､主審も正直に真実を話してほしいものだ｡

(2010年10月19日)

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