｢ロッテの日本一認めない｣ノムさん､ボヤキ全開で現場復帰への意欲もチラリ!?

楽天の野村克也名誉監督が9日､東京･福生で講演会を行い､得意のボヤキで会場を沸かせた｡

主催した団体によると講演会の目的は､
｢野村さんの人材育成やマネジメントの経験を中小企業の経営などに生かしてほしい｣(毎日新聞より)
とのこと｡
しかし､ノムさんが語ったのは人気低迷が叫ばれる野球界を心配するようなボヤキがほとんどだった｡

話が日本シリーズに及ぶと､
｢大きな試合になるほど､接戦になるほど(大事なのは)監督ですよ｡西村がいいとは思いませんけど｡なんであれが監督なのか?何かいいところがあるんでしょうけど､見えませんでした｣(夕刊フジより)
とロッテをレギュラーシーズン3位からの日本一に導いた西村監督をバッサリ｡

第1､2､5戦が地上波全国中継なしという前代未聞の事態となった日本シリーズ｡
第6､7戦は延長戦となり盛り上がりを見せたが､
｢結果を見たら､接戦で救われているが､内容も何もない｡専門家からみたら､1つも面白くない日本シリーズだった｣(同)
と言い放った｡

また､クライマックスリシーズ(CS)については､
｢このシステムは大反対です｡144試合戦う方がいかに大変か｡(パ･リーグ優勝の)ソフトバンクが本当に気の毒で｣(同)
と猛反発｡
自身も昨季､楽天監督としてCSを戦っているが､
｢3位か4位か知らないけど､ロッテはたまたま勝っただけで日本一とは認めない｣(同)
と持論を展開した｡

予定時間を1時間40分もオーバーし､関係者に止められるまで話し続けた野村名誉監督｡

公演の最後には､
｢日本シリーズでロッテの(瀬戸山球団)社長があいさつに来たから『西村じゃ絵にならんし､マスコミ受けしないだろ｡人気商売ですから｡本当の監督は西村で､お飾りでいいから､監督をやらせてくれ』とイヤミを言ってやった｣(同)
と裏話も披露し､現場復帰への意欲を覗かせた｡

平日の昼間に開催されたにも関わらず､1000人を超える参加者を集めた同講演会｡
衰えぬ人気を証明した野村名誉監督が､グラウンドに復帰する日はくるのだろうか｡

(2010年11月11日)

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