日本ハム･森本稀哲､横浜入り大筋合意!! パファーマンスも評価対象に!?

日本ハムからFA宣言した森本稀哲外野手が29日､獲得を希望している横浜と初交渉を行い条件面で大筋合意した｡
加地球団社長､佐藤常務ら球団幹部が出席した交渉で､3年総額3億円を超える好条件を提示されたとみられている｡

交渉を終えた森本は､
｢いい条件でびっくりした｡チームを引っ張ってくれと言われ､期待されていると感じた｣(スポニチアネックスより)
と笑顔｡
｢自分の中で整理はできているので､そう遠くないうちに答えが出せると思う｣(同)
と慎重に言葉を選びながらも､すでに横浜移籍で気持ちは固まっているようだ｡

森本は今季､主に2番打者として115試合に出場し､リーグ最多の55犠打を記録｡
一方の横浜はリーグ4位の126犠打で､リーグワーストの521得点｡
打線につなぎ役となる存在がおらず､効率的な攻撃ができなかった結果だ｡
また､中堅手を固定できなかった横浜にとって､2006年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得した実績を持つ森本の守備力も大きな魅力だろう｡

さらに､横浜は森本の明るいキャラクターとパフィーマンスも高く評価｡
史上初となる3年連続90敗以上で最下位､9月下旬の身売り騒動と暗い話題が続いている横浜にとって､森本の存在は戦力以上の価値がある｡

交渉を終えた佐藤常務は､
｢軸足をどっぷりつけてやってほしいという意味の3年契約｡今週中ぐらいには決まるんじゃないか｣(中日スポーツより)
と自信の表情｡
また､同級生の村田修一内野手が来季主将に決まったことで､
｢2人でいいコンビができるんじゃないか｣(デイリースポーツより)
と早くもチームの顔に指名した｡

尊敬する新庄剛から後継者に指名され､北海道のファンを楽しませてきた森本｡
来季は横浜で低迷するチームを盛り上げることになりそうだ｡

(2010年11月30日)

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